3月30日の本会議で日本共産党の2議員が討論・質疑

3月30日、本会議が行われ、2010年度補正予算や2011年度暫定予算の採決が行われ、山口議員が暫定予算に反対の立場で討論、岡田ゆき子議員が震災対策の補正予算について質疑を行いました。

山口議員が述べた反対理由の第一は、議会の予算審議権をないがしろにする、暫定予算にふさわしくない予算措置がいくつか盛り込まれていることです。民間保育所への補給金削減など、市民生活に影響を与える事業が縮小されました。

反対理由の第2は、東日本大震災の被災者支援と復興に力を注がなければならないにもかかわらず、大型プロジェクトが漫然と継続されていることです。本丸御殿復元や民間市街地再開発事業など、事業の継続について見直す機会もないまま、本格的な予算審議前に、暫定予算ですべて執行するのは問題です。

山口議員が反対討論を行った以外に賛成討論はなく、日本共産党だけの反対で可決されました。

山口議員の反対討論の詳細はこちらです。

■暫定予算に対する反対討論(2011年3月30日) 山口清明 議員

暫定予算などの採決を行った後、大震災の被災地へ支援物資3億円を購入する補正予算が追加提案され、質疑が行われました。
岡田ゆき子議員が質問に立ち、支援物資が適正なものか、今後の対応などについて市長をただしました。

東日本大震災への支援として名古屋市は、職員がいち早く現地に赴き、被災地域支援本部を設置。被災地の状況把握に努めるとともに、市営住宅の提供など、全市を挙げた支援活動が行われています。今回、3億円分の被災地支援物資(自動車)を購入する補正予算が提案されました。

岡田議員は、「自動車を送ることも必要だが、車だけ届いてもガソリンがないという問題があり、医療・介護スタッフや行政職員などの人的援助も必要。名古屋市でも、市民の命と暮らしを守る『福祉防災のまちづくり』をすすめるべき」と求めました。

岡田議員の質疑の詳細はこちらです。

■震災対策補正予算についての議案質疑(2011年3月30日) 岡田ゆき子 議員

このあと本会議は精読期間に入ります。
再開は、4月12日。わしの議員が代表質問を行う予定です。

キーワード: