市政ニュース

　安倍政権の暴走の下で、国の悪政から市民を守る防波堤としての自治体の役割がますます大きくなっています。日本共産党名古屋市議団は9月9日、2017年度の予算編成にあたって河村たかし市長への要望を行いました。子育てや介護施策の充実など249項目です。

　名古屋市議会の9月定例会が9月9日から10月13日の会期で行われます。

　9月7日の総務環境委員会で、「アジア大会」誘致の経緯の説明と請願・陳情の審査が行われました。

　9月8日の財政福祉委員会では、「今年度以降の財政収支の見込み」や「福祉都市環境整備指針の改定」が報告され、請願２件が審査されました。
　来年度は５％減税で114億円の収入減となり、市税収入全体でも４億円の減収となり、扶助費や投資的経費の増などにより71億円の収支不足が見込まれています。

　９月５日の教育子ども委員会で、スポーツセンター建設や、学校給食の調理委託撤回などを求める請願６件が審査されました。

　陸上自衛隊と米陸軍による合同演習のため、その訓練用の装甲車等を積んだ米軍のチャーター船が８月31日に、米軍の兵站支援艦が９月４日に名古屋港の飛島ふ頭に接岸。訓練を目的とする米軍艦船の寄港は、記録が残る1966年以降初めてです。

　8月30日の土木交通委員会で、６月議会で受理された

「天白公園の天白プール跡地を森として西の山へ戻すことを求める陳情」

「市道弥富相生山線の道路事業の廃止のために、都市計画変更を速やかに行うことを求める陳情」

「相生山緑地を起点とする緑のネットワークを視点にして、市道弥富相生山線の道路事業の廃止手続を早急に市民とともに進めることを求める陳情」

「都市計画審議会において、速やかに市道弥富相生山線の道路事業の廃止を決定することを求める陳情」

の4件と、継続審査になっていた

「相生山緑地に関する道路事業の廃止及び整備について、「市民による住民意向調査」の集計結果を尊重し、反映させることを求める請願」

の計５件が審議されました。

　8月22日に愛知県後期高齢者医療広域連合議会（議員34名。うち共産党はくれまつ順子名古屋市議と伊藤建治春日井市議の２名）が行われ、2015年度決算認定案などが審議され、くれまつ議員は、決算認定案への質疑や討論、一般質問などを行いました。

　８月２６日の教育委員会では、請願５件の審査と、小学校給食調理業務の委託校の現状について報告がありました。請願審査は全会一致で、１件が採択、４件が保留になりました。

　名古屋市は現在１１１園ある市立保育園を７８園まで削減・民間移管する計画です。今年度は４園の民間移管に向けた公募が行われました。このうち味鋺保育園（北区）は公募に応じた法人がゼロでした。市は再公募する方針ですが、公募要件が緩和される恐れがあります。日本共産党名古屋市議団は２６日、河村たかし市長に、計画の中止を緊急に申し入れました。