名古屋市会11月定例会 開会

 名古屋市議会11月定例会が19日から始まりました。市長から提案された議案は、人件費関係の条例案1件と関連補正予算6件のほか、市長選での公約とされた地域経済活性化策の「商品券事業」の関連予算などの一般会計補正予算をはじめ、条例案8件と指定管理などの一般案件22件、および東区補欠選挙の補正予算(専決処分)の39議案です。

商品券(紙と電子)は6月実施予定

 このうち商品券事業として準備費を229万円計上します。市長公約での「キャッシュレス決済で30%還元」という案は「プレミアム商品券で1万円に3千円を上乗せ」という案に変更して紙と電子で発行する計画です。来年度予算に計上される予算は約65億円、紙と電子を各84万口を用意し、上乗せ分が約50億円になります。一人最大7口までで、一人一口だと168万人が利用可能で、7口申し込むと2万1000円の還元になります。

 河村市長は、市長選挙での対立候補の「全市民に商品券2万円」という公約に対抗して、「ポイント還元」を言い出し、コロナ対策にもキャッシュレス決済の普及促進にもなると言っていました。4年間続けるといいますが、15億円の事務費と毎年50億円のプレミアム経費の財源や経済効果などに関心が寄せられています。

緑市民病院と厚生院を廃止、市大病院に

 その他の議案では職員の期末手当を0.15月引き下げる給与条例改正案や、緑市民病院と医療保護施設厚生院の廃止条例は、病院を名市大の付属病院とし、厚生院の特別養護老人ホームを段階的に廃止するものです。

岡田議員・田口議員が個人質問

 11月26日からの本会議での個人質問は岡田ゆき子議員と田口かずと議員が行う予定です。