名港議会 一般質問② セアカゴケグモ(2014年11月7日)

セアカゴケグモの駆除について

名古屋港における生息状況は
【山口議員】次にセアカゴケグモの駆除についてうかがいます。kumo
 本来は東南アジアなど熱帯、亜熱帯地域で生息する毒グモであるセアカゴケグモが2008年に港区で初めて見つかってから6年が経ちました。港保健所などの調査によると、今年9月時点で、市内では千種区を除く15区で生息が確認されるまでになっています。
 今年度、名古屋市内で確認されたのは643匹、そのうち63%、414匹が港区です。名古屋港でたくさん発見されたこともあり住民の意識も高く駆除にも積極的なので確認数も多くなる面もありますが、それでも生息数は港区が一番多いことはまちがいなさそうです。
 いまでは港区20学区中、南陽地区の西福田学区を除く19学区で生息が確認されています。このクモは名古屋港でもとくに金城ふ頭からその生息域が幹線道路沿いに広がっていったようです。港保健所の調査では金城ふ頭をふくむ野跡学区の生息確認数が圧倒的です。
 毒グモといっても凶暴な攻撃性があるわけではなく、何もしないのに襲ってくることは普通ありません。極端な風評被害も問題ですが、かといってこのまま放置しておいてよいのでしょうか。名古屋市内では幸いなことにいまだ健康被害は確認されていませんが、大阪府では平成23年度だけで11件の健康被害が報告されています。区もパンフ
 初めのうちは保健所が駆除していましたが、とても追いつかず、いま保健所は啓発が主な仕事、駆除は発見した住民や事業所でお願い、となっています。名古屋港を管轄エリアに持つ港保健所の体制もほかの区と変わりありません。
 今後、金城ふ頭の開発が進められようとしていますが、毒グモが多く生息するエリアです、気をつけてください、だけでいいのか。そこで質問します。
 名古屋港でのセアカゴケグモの生息状況はどうなっていますか。飛島村や弥富市、東海市や知多市もふくめて、管理組合でどう把握しているのか。まずうかがいます。

名古屋港所在の4市1村で発見
【港営部長】セアカゴケグモの情報は、愛知県及び名古屋市のホームページに、発見状況、防除方法等が掲載されており、名古屋港所在の4市1村で発見されています。

金城ふ頭での駆除の取組は
【山口議員】保健所の指導では各事業所の責任で駆除してくださいとのことですが、金城ふ頭での駆除について管理組合及び民間事業所ではどのように取り組んでいるのか。

踏み潰し等で駆除。民間は事業者に駆除を依頼
【港営部長】金城ふ頭のみならず、名古屋港内において発見の通報があった場合、本組合の管理する港湾施設等では、保健所が推奨する踏み潰し等による駆除を実施しています。また、民間の事業場では、事業者に駆除を依頼しております。

発見時の初期対応に問題はなかったのか
【山口議員】港から特定外来生物の毒グモが広がったと考えられることについて管理組合はどういう認識ですか。発見時の初期対応に問題はなかったのか。

職員を動員し発見場所付近の調査・駆除を実施
【港営部長】平成17年の飛島村での発見当初は、本組合職員を動員して、発見場所付近の生息調査及び駆除を行い、それ以降も、必要な都度、駆除に取り組んでまいりました。

積極的な駆除対策を
【山口議員】市民に親しまれる安全安心な港づくりという観点から、とりわけ金城ふ頭やガーデンふ頭では積極的な駆除対策をとるべきではありませんか。

看板や貼紙、定期的な清掃で発生予防に努める
【港営部長】金城ふ頭及びガーデンふ頭では、注意喚起の看板や貼紙を行うとともに、定期的な清掃により、発生の予防に努めています。
 ガーデンふ頭は、大きなイベント開催時に、港保健所や名古屋みなと振興財団と協力し、臨港緑園での生息調査及び駆除を行っています。今後も引き続き、安全・安心な港づくりに取り組んでいきます。

いまのやり方で十分に有効な対策なのか(再質問)区も写真
【山口議員】いろいろ努力されてきたことは理解します。踏み潰しによる駆除とのことですが、薬剤散布では卵は駆除できないし、他の生物や植物への影響も大きい。しかし現状ではどんどん生息域も広がり、生息数も増えているのではありませんか。臨港地区において駆除の効果は表れているのか。いまのやり方で十分に有効な対策だと認識しているのか。再度答弁を求めます。

保健所と連携を図りながら取り組む
【港営部長】環境省ホームページによると、セアカゴケグモの生息域は、現在、全国35都府県の広範囲に拡大しています。
 名古屋港臨港地区での生息数はデータがありませんが、名古屋市のホームページにおける港区内の過去3か年の発見数は、平成23年度が403頭、24年度が663頭、25年度が252頭と推移しております。
 本組合は、名古屋港内における発見以降、保健所が推奨する踏み潰し等により、発見した個体を駆除するとともに、定期的な清掃により、セアカゴケグモの棲みにくい環境づくりに取り組み、来港者への注意喚起にも努めてきたところです。
 今後も引き続き、保健所と連携を図りながら取り組んでまいります。

グモ注意の看板だらけになる(意見)
【山口議員】金城ふ頭での対策はしっかりお願いします。注意喚起だけでは、毒グモ注意の看板だらけの港になってしまいます。           

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