後期高齢者議会③ 一般質問2 愛知県の福祉医療制度見直しをやめさせよ(2013年2月8日)

福祉医療制度見直しをやめさせよ  名古屋市会議員 岡田ゆき子

県に対し「一部負担導入は慎重に検討する」要望が必要ではないか

【岡田議員】愛知県の福祉医療制度に関わってお聞きします。

 愛知県は福祉医療制度の見直し素案を明らかにし、今後各市町村と県医師会などと調整を行い、報道では、早ければ4月にも見直し案をまとめ県民から意見を求めた上で最終案をつくるとしています。

 名古屋市の場合、2011年度では後期高齢者医療被保険者22万5366人のうち福祉給付金の対象者は約2割にあたる4万4602人です。

 この福祉医療制度は、県と市町村による福祉施策であり、直接広域連合が関わるものではありません。しかし、窓口の一部負担導入により、高齢者の医療抑制につながりことは懸念され、後期高齢者医療制度の目的である高齢期における適切な医療確保がなされないという事態が起きるのではないでしょうか。その結果、重症化により、逆に医療費上昇につながらないとも限りません。

 県に対して「一部負担導入は慎重に検討していただくよう」要望をすることは必要と考えますが、見解をお聞きします。

 県に要望する気はない

【事務局長】福祉医療制度に係る取組につきましては、個々の自治体の政策的判断によるものでありますので、当広域連合といたしましては、このことに関し、県への要望をする考えはございません。

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