脱原発で河村市長と懇談

■日本共産党の積極的な提言に大きな関心

未曾有の大災害である大震災と原発事故は、国民の力を結集し長期にわたって打開すべき国政最大の課題であり、日本の政治のあり方を問う大問題です。日本共産党は、救援や事故収束など緊急課題では政治的立場の違いを超えて力をあわせるとともに、復興のあり方と財源問題、原発・エネルギー問題で積極的な提言を行ってきました。

脱原発で河村市長と懇談する日本共産党名古屋市議団

原発事故の問題では「原発からのすみやかな撤退、自然エネルギーの本格的導入を。国民的討論と合意をよびかけます」(以下、「提言」)を6月13日に発表し、各分野の方々との懇談と共同を広げるとりくみをすすめています。さらに、不破哲三日本共産党社会科学研究所所長が「『「科学の目』で原発災害を考える」と題して行った講義(5月10日)をパンフレットとして発行し、広く普及する活動にもとりくんでいます。

■原発から命と健康を守ろうと市長によびかけ

7月6日、日本共産党市議団は、名古屋市民の不安に応え、原発からの撤退と自然エネルギーの本格的導入への一助となることを願い、河村市長に「提言」とパンフレットを紹介しながら原発問題について懇談を行い、原発から命と健康を守る課題で広く連帯をつくりましょうと河村市長によびかけました。

■「浜岡原発の永久停止に挑戦」(市長)

河村市長は、3月議会での日本共産党議員の浜岡原発問題の質問に「私は原発の安全神話はいっさいない。原発は危険なものだ」と答えていました。懇談の中で田口議員が、「市長は本会議で脱原発に挑戦すると言っていっていましたね」と問いかけると、河村市長は、「それは間違いない。脱原発しないかん。電力会社の1社独占はよくない。太陽熱などの自然エネルギーを大いに進めていくべきだ」という考えを示しました。

わしの恵子団長が浜岡原発の永久停止を求めると、河村市長は「いいチャンスだととらえ、(永久停止に)挑戦せないかん」と答えました。

■「北陸の原発を調査(市長)」

「北陸の原発で事故が起これば、木曽川の水に大きな影響を及ぼす。北陸の原発に調査に行くつもりだ」という河村市長に、党市議団は今月中にでも調査に出かけるよう求めました。

河村市長は、原発からの撤退については明言を避けましたが、原発の危険性や自然エネルギーの本格的な導入では、日本共産党と意見が一致しました。

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