県政150周年記念 ブルーインパルスによる展示飛行中止を求める申し入れ

日本共産党名古屋市議団は、11月18日、河村たかし市長にたいして、ブルーインパルスによる展示飛行の中止を求める申し入れを行いました。

 愛知県は、県政150周年を記念するとして、今月26日に航空自衛隊ブルーインパルスの展示飛行を行うことを明らかにしています。
 愛知県のHPに掲載されている「名古屋城周辺での演目」によれば、名古屋城上空で6機が旋回して6つの輪を重ね合わせサクラの花を描いたり、2機が上空でハートを描くなどの曲技飛行を行うとしています。

 しかし、ブルーインパルスはこれまで、展示飛行中の墜落死亡事故を含め、たびたび重大な事故を引き起こしてきました。1982年浜松基地航空祭での墜落事故(乗員1名死亡、住民12名重軽症)、1991年金華山沖での訓練中の墜落(乗員2名死亡)、2000年光山山頂付近(宮城県)への墜落(乗員3名死亡)、さらには2014年には松島基地南東洋上での接触事故も起こしています。今月12日にはアメリカ・テキサス州で行われた航空ショーで、第2次世界大戦中の爆撃機と戦闘機が空中衝突して墜落し、6人が死亡するという痛ましい事故があったことも報じられています。これらは複数の航空機が密集して行う展示飛行が、いかに危険なものかを示しています。

 市民の命を危険にさらすブルーインパルスの展示飛行は行うべきではありません。市議団は、河村市長に下記の事項を愛知県知事に申し入れるよう求めました。

1.ブルーインパルスの展示飛行を中止すること
2.重大事故を回避するための対策と安全措置を明らかにすること

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