2021年6月議会

岡田ゆき子議員の代表質問:②敬老パスへの利用回数制限はやめよ(2021年6月23日)

敬老パス利用回数制限について 岡田ゆき子議員

乗り継ぎカウントを1回へ」と公約に掲げた理由は
【岡田議員】敬老パスの利用回数制限について、市長にお聞きします。コロ

 

ナ禍の外出自粛の中で、高齢者も大変な影響を受けています。高齢者は、外に出かける機会を意識的に減らし、人と会っておしゃべりする機会を減らすという生活スタイルに変わっています。 その結果、精神的、肉体的に様々な弊害が出てきていると思われます。そうした生活スタイルの変化が、如実に表れているのが、敬老パスの利用率です。昨年は年間通して前年比およそ69%の乗車率に落ち込みました。第4波となる今年4月は、コロナの無かった2019年4月と比べて71%という乗車率です。コロナが収束方向に向かったとしても、乗車率は果たしてコロナ以前に戻るのかわかりません。
 今すぐ、外出を奨励することはありませんが、今後はコロナ感染を抑え込んだ上で、経済活動や市民活動を積極的に進めていくような施策が必要になってきます。その一つがまさに、敬老パスの利用促進です。高齢者の外出は健康増進に加え、地域に大きな経済効果をもたらすことは間違いありません。そういう点で、来年2月からの私鉄拡大は、「出かけよう」という意欲を高めるカギとなります。しかし同時に730回という利用制限を設けることは、「上限に達しないように」との意識が働くので、社会参加意欲を低下させる可能性があると当局も認めておられました
 そもそも、利用回数制限は、コロナ以前の議論で将来、敬老パス事業費が暫定上限を超える可能性は低くなりました。今急いで、利用回数制限を設定する必要はないのではありませんか。来年2月からの利用回数制限の実施は延期して、今後の利用状況を見極めるべきではないですか。答弁を求めます。
 利用回数を730回までとすることについて、これまで多くの市民、高齢者から、回数制限を設けないでほしい、実施の延期を求める声が議会にも、市長にも届けられていました。市長が市長選において「市バス・地下鉄の乗り継ぎカウントを1回」にしますと、突如公約されましたが、なぜですか。世論をふまえて「利用上限は730回だとしても、なるべくたくさん乗っていただけるように」カウントの仕方を変えると公約をされたのですか。市長選挙においてこの公約を出されたのはなぜですか。答弁を求めます。

不公平がないように利用拡大し、利用制限をお願いしている(市長)
【市長】皆さんが議決いただいたことでして、利用は拡大すると同時に、若干、回数制限をお願いしておりますので、すみませんがよろしくお願いします。
 1回にカウントする趣旨は、いろんな給付があるが交通系で給付するとどうしても不公平が起こる。南区と守山で地下鉄がない人たちが不便でないかということがあり、ちいとでも不公平が無いようにという趣旨で利用拡大がお願いできたんですし、そういう趣旨で、特に緑区と天白が多いと聞いとりますけど、乗り継ぎの方も不公平が無いように広げていこうということです。

2月実施の延期を
【岡田議員】敬老 パスについて、局長は2月実施は私鉄拡大と同時に回数制限もやるといい、乗り継ぎを1回にカウントすると様々な課題があるともいっていた。
 いろいろ課題はあるが2月から始めると市長も言われた。市長選で、乗り継ぎはカウントを1回にカウントするといったのは、たくさん乗って公平性を求めるということのようです。コロナで利用が減って利用上限額を超えないので2月実施は延期していただきたい。

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