2018年11月定例会

さはしあこ議員の議案外質問②(2018年11月29日)

保健センターでの避難訓練を
                        さはしあこ 議員

緑区保健センターのように他の保健センターでも乳幼児健康診査の際の避難訓練を実施してはどうか
【さはし議員】本市は、学校・学区・町内会レベルで、定期的に大規模災害を想定した防災訓練や避難所開設訓練を実施しています。
 緑区においても、他の区に先駆けて、取り組んできた宿泊型避難所開設訓練は、毎年、行政、関係団体の協力のもと実施し、今年で8回目を迎えました。多い時で、総勢576名が参加し、夜、194名が泊まったため、体育館の中で眠るスペースがなく、廊下や外で寝た方もみえたなど、実践さながらの訓練となり、その都度、課題や問題を改善し、防災意識の向上や実践的な知識を身につける取り組みとなっています。地震が起きた時、いつ、どこにいたとしても対応できるように、あらゆる場所・時間を想定した訓練は、市民の命を守るためにもとても大切なことです。
 そこで、本市の保健センターについては、どうでしょうか。センターは、病院などの医療機関に対し、指導監督する役割を持っています。病院の安全管理や指導監督する立場である保健センターこそ、自ら、災害に備えた計画を策定し、避難訓練にも取り組むべきではないかと考えます。
 また、保健センターは、年間を通して、乳幼児健康診査、子どもの予防接種、子育てサロンなどがあり、絶えず、子どもを連れた多くのお母さんやお父さんが訪れる場所です。
 特に、乳幼児については、生後3か月、1歳6か月、3歳時点において、健診を受けに来ます。昨年度、市全体で保健センターの健診を受けた乳幼児は、3か月健診19,487人、1歳6か月健診19,351人、3歳児健診18,926人です。こうした健診日数は、多い区では月10回実施されており、2日に1日は、乳幼児が健診を受けに来ているといえます。乳幼児に加え、その乳幼児に同伴する保護者の方を含めると本当に多くの方が訪れる場所となっています。もしも、健診を受けに来た時に、地震が起きたらと思うととても心配です。
 さらに、本市は、乳幼児健診の取り組みとして、保護者に対して健診を受けるようにはたらきかけています。本市が健診を受けるように勧めている以上、健診場所であるセンターにおいて、いかなる場合であっても、乳幼児の安全を確保しなければならないと考えます。大規模災害が発生した場合の対応をしっかりと進めていく必要があります。
 昨年度、緑保健センターでは、本市で初めてとなる健診時における地震避難訓練とシェイクアウト訓練が実施されました。緑区の乳幼児健診は、年間127回行われ、1回の健診で、乳幼児と保護者が平均120名ほど訪れます。
 センターの職員は、「乳幼児を連れた保護者の方は災害弱者であり、健診は小さな子どもたちが集まる場となり、特殊な環境。地震などが起きた時、出口に殺到してケガをする恐れがあるため、職員による速やかな避難誘導が必要」との思いから計画されたそうです。
 訓練は、3歳児健診時に、震度5弱の地震が発生したという想定で、地域の医師はじめ、関係団体の協力を得て行われました。健診の最中ですから、裸になっている乳幼児をどうするのか、預かっている母子健康手帳や健診票の管理。部屋の窓ガラス、身体計測器や体重計の対処の仕方など、訓練実施にあたって検討すべきことたくさんあったそうです。
 訓練に参加した保護者からは「子連れで避難訓練をしたことがなかったので大変役に立った」との声が寄せられており、私も、参加されたお母さんから「待ち時間を利用したり、子どもを抱っこしたまま、身を守る訓練はよかった」とお聞きしました。職員の災害時の体制づくりに併せて、お母さんたちの防災意識の向上にもつながりました。幼稚園や保育園でも定期的に避難訓練が実施されています。多くの乳幼児が集まる場となる保健センターこそ、避難訓練は必要です。そこで、子ども青少年局長におうかがします。乳幼児健診時の避難訓練に対する認識および、他の区でも実施するお考えはないか、お答えください。

緑区保健センターの内容を他の保健センターに情報提供し、検討を呼びかける(子ども青少年局長)
【子ども青少年局長】乳幼児健康診査時に避難訓練を行うことは大変重要です。
 乳幼児健康診査は保健センターの職員のみではなく、地域の医師や看護師など多くの協力を得て実施しており、区によって状況は様々です。緑保健センターでの取り組み内容を他の保健センターへも情報提供し、各区の状況に応じて、乳幼児健康診査の際に発災した場合に職員が適切に対応をとれるよう、避難訓練の実施も含めた検討を呼びかけたい。

前向きな答弁を踏まえ、積極的な推進を(さはし議員)
【さはし議員】それぞれの保健センターで、避難訓練を実施できるように、積極的に進めてください。

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