くれまつ順子議員の議案外質問①(2018年11月28日)

JR新守山駅の西駅広場と改札口の整備を
               くれまつ順子 議員

JR新守山駅の東西駅前広場の都市計画の 考え方はどうだったのか
【くれまつ議員】今、各行政区で実施されているタウンミーテイングは、名古屋市の今後の総合計画に対して、市民のみなさんからこんな名古屋にしてほしいと、熱い思いが語られる場になっています。
 守山区のタウンミーテイングでは、新守山の西側で人口が増えている、新守山駅は東側に駅前広場があるが、西口や南口にはないので整備してほしいなど、駅周辺の開発整備を求めるご意見がありました。
 今回、次期総合計画で、災害に強く、環境にやさしい持続可能な都市を構築するとして、こんな名古屋をつくろうとよびかけている時です。西駅前広場の整備は守山区公職者会で要望していることですので、新守山駅周辺の都市計画が進んでいくよう質問をします。
 先ず、駅周辺の都市計画は、どのような内容になっているのでしょうか。
 今から数十年前、昭和35年8月に駅周辺の都市計画は策定されています。
駅周辺の都市計画の施設をパネルにしましたのでごらんください。 駅をはさんで東西の都市計画道路は、西側に幅員16mの幸心線、東側に幅員18mの大永寺線、また、それぞれの都市計画道路の端部に西駅前広場1000㎡、東駅前広場3300㎡が計画されています。しかし、これら東西の駅前広場の距離は離れており、都市計画道路でつながっておらず、このような形で計画されている駅前広場は、おそらく市内ではここだけかもしれません。どのような考え方で都市計画を決定したのか、数十年前のことなので、当時の地図や歴史をひもとかないといけないと思います。古い地図は住宅都市局にはあると思います。そこで、JR新守山駅周辺の道路や駅前広場の都市計画はどのような考え方で策定されているのか、都市計画を所管する住宅都市局長に伺います。

東西に駅前広場を設け、そこを起終点として都市計画道路を配置し駅周辺の交通を処理する計画(局長)
【住宅都市局長】JR新守山駅周辺の道路や駅前広場の都市計画は、1960年8月に決定され、線路の東西にそれぞれ駅前広場を設け、これら東西の駅前広場を起終点として都市計画道路を配置することで駅周辺の交通を処理する計画としている。現状は地下道で東西それぞれの都市計画道路をつなぎ、西側からの駅利用者も東駅前広場を利用している。

西駅前広場の都市計画の見直しと事業化に向けた検討を
【くれまつ議員】1960年に都市計画が策定された後、都市計画道路は順次整備され、1977年に東駅前広場が整備されていますが、西駅前広場は、未整備のまま今日に至っています。1964年に貨物駅といっしょに開業した新守山駅ですが、貨物駅の機能は廃止され、現在はショッピングセンターや娯楽施設が開発整備されています。そのような中で、駅西側の地区の人口は年々増加しており、また、1日の乗車人員も8,000人に迫ってきており、西駅前広場の整備への地域住民の期待が高まり、できる限り早く西駅前広場の整備を望む声が広がっています。
 西駅前広場は、周辺の土地利用の状況や駅の位置から考えれば、現在の計画のまま整備するのではなく、東駅前広場の反対側のところに位置等を見直すべきだと考えます。
 そこで、住宅都市局長に伺います。JR新守山駅の西駅前広場の都市計画を今後どのように見直すことで、駅周辺の都市計画を実現するつもりであるのか、事業化に向けた展開についての考え方をおたずねします。西側から駅を利用するための新たな施設を整備する必要があり、関係者との調整など、必要な対応をしたい(局長)
【住宅都市局長】西駅前広場の整備は、現在、西側から駅を利用できる状況ではないため、鉄道事業者と調整して西側から駅を利用するための新たな施設を整備する必要がある。
 西駅前広場の整備には、こうした施設整備や周辺の土地利用と連携して効率的に進めていくことが重要と考えている。そのため、今後の周辺まちづくりの動向を見極めつつ、関係者と調整するなど、必要な対応をしていきたい。

市がプランをしめしながら、鉄道事業者などと積極的に会合の場がもてるように働きかけを(意見)
【くれまつ議員】住宅都市局長からは西側から駅が利用できるように新たな施設整備が必要であるという答弁をいただきました。西駅前広場の整備の進め方についても確認をさせていただきました。地元から粘り強く要望が出ている都市計画ですので、現状に合わせた西駅前広場の図面などをどうつくっていくのか、やはり、本市がプランをしめしながら、鉄道事業者などと積極的に会合の場がもてるように、働きかけを強めていただくように、要望をしまして、この件は終わります。

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