2018年5月臨時会 議長・副議長選で所信表明(2018年5月18日))

 5月18日、名古屋市議会5月臨時会で議長・副議長選挙が行なわれました。
 臨時議会での条例案等の採決後の議員総会で、議長、副議長候補各2名の所信表明が行われたのち、本会議で議長選挙が行われました。
 日本共産党は議長候補として田口一登議員、副議長候補に山口清明議員が立ち、議会の民主的改革に挑む決意を述べました。

議長選挙の結果(○が当選)
○坂野公寿(自)  62票
 田口一登(共)  12票
副議長選挙の結果
○木下 優(公)  62票
 山口清明(共)  12票
       (欠員1)

議長選挙にあたっての所信表明
田口一登
 田口一登でございます。議長候補としての所信を表明させていただきます。
 私は、公正公平、民主的で円滑な議会運営に努めるとともに、「市民に開かれ、市民に身近で存在感のある議会を作り上げる」(議会基本条例)ために、精いっぱい努力する所存でございます。本市会は、充実した議案審議と闊達な討論、執行機関にたいする監視・評価、活発な政策立案・政策提言などに努めてきたと思っております。こうした議会の役割がさらに果たされるよう、議員の皆様とともに取り組んでまいります。
 その上で、議会改革の課題について2点表明させていただきます。
 第一は、政務活動費についてであります。
 全国市民オンブズマン連絡会議が昨年9月に発表した政務活動費の情報公開度ランキングでは、政令指定都市の中で本市はワースト1(ワン)という不名誉な順位を記録しています。議会基本条例では政務活動費について、「使途の透明性を確保するために、領収書等の証拠書類を公開するとともに、政務活動費による活動成果を市民へ報告するよう努める」と定めていることからも、使途の透明性を向上させることは喫緊の課題であります。他の政令市においては、領収書等をインターネット上で公開、または公開予定の議会が20市中9市にのぼっており、本市会でも領収書等のネット公開など使途の透明化を進めていきたいと思います。
 第二は、議員報酬についてであります。
 報酬額は、市長が議会に押し付けるものではありません。議員報酬に関して、「民意を聴取するため、参考人制度、公聴会制度等を活用することができる」という議会基本条例の規定に則って、議会が市民の意見を聞く場を設けて、市民の意見を踏まえながら検討する必要があると考えます。
 以上、私の所信の一端を述べさせていただきました。ご賛同をよろしくお願いいたします。

副議長選挙にあたっての所信表明
  山口清明
 副議長に立候補します山口清明です。所信を表明させていただきます。
 私は、副議長として何よりもまず、新議長を誠実に支えていく決意です。
 8年前に制定された名古屋市議会基本条例を私は心から誇りに思っています。条例前文には「私たち、名古屋市会は・・・本市の住民自治と民主主義を発展させ、市民生活の向上を図るため、自ら議会改革に取り組み、市民の声を聴き、市民の視点から政策立案、政策提言できる議会を目指す」とうたっています。
 制定時の初心を思い起こし、議長はじめ議員のみなさんと共に、議会基本条例が掲げた理念を議会運営に生かすために働いてまいります。
 私は、つたない経験ですが、政策審議の担当者として会派間の意見書をめぐる議論に参加し、また広報担当として市会便りの編集にも何年か携わってきました。市民の多様な意見を議会に反映させながら、全会一致の原則を踏まえた民主的運営をどう貫くか、先輩同僚議員との真摯な議論からたくさんのことを学ばせていただきました。
 この経験も活かして、日本一市民に開かれた民主的な議会運営に貢献したい。 とりわけ、市民への説明責任をより果たす議会への改革をすすめます。
 第一に、中断している議会報告会の開催です。市民が議会で口頭陳情することはいまや当たり前の風景となりました。こんどは議会が市民の中へ出かけていく議会報告会を開催する番です。数年間、議会から予算要望していますが、市長はかたくなに拒否しています。事態打開のために、各区役所の講堂を活用し、手弁当で自主的に議会報告会を開き、まず市民と議会の距離を縮めていきます。
 第二に、市会広報の充実です。議会の取り組みをよりわかりやすく市民に届けるために、市民から編集委員や読者モニターを広く募り、市民参加の編集でより読まれる広報誌にします。ページ数、発行回数の増加も不可欠です。
 第三に、委員会の要求資料など会議等で用いた資料をネット上でも公開することです。議会中継とあわせて活用することにより、議会がもっと市民に身近になります。
 改革に必要な予算獲得のために、世論を高め、市民と議会の総意で市長へ強く迫ります。市民に身近な議会をめざす改革努力のなかでこそ、議員報酬に関する市民合意も形成できるのではないでしょうか。
 以上、私の所信の一端を述べさせていただきました。どうぞよろしくお願い申し上げます。