2016年11月定例会

西山あさみ議員の個人質問①新堀川の悪臭対策(2016年11月25日)

%e9%8c%b2%e7%94%bb%e3%81%af%e3%81%93%e3%81%a1%e3%82%89新堀川・上流部の悪臭問題の解決を  
         西山あさみ 議員

新堀川の悪臭は中区全体の問題%e8%a5%bf%e5%b1%b1%e6%bc%94%e5%a3%87%e3%83%91%e3%83%8d%e3%83%ab
【西山議員】先の6月議会において新堀川上流部の悪臭問題について質問をさせていただきました。その後も地域住民のみなさんは度重なる悪臭に頭を悩ませています。
 6月の質問後、名古屋港管理組合、環境局、上下水道局、緑政土木局とともに船に乗って調査を行いました。名古屋港から出発し、南区、瑞穂区、熱田区、昭和区、中区と進んでいくにつれて水面からは大量のガス%e6%96%b0%e5%a0%80%e5%b7%9d%e8%aa%bf%e6%9f%bbが発生している状況が確認でき、中区に入ると急に強い悪臭を感じることもわかりました。
 区政協力委員大会における中区の要望でも昨年度から新堀川の水質浄化と悪臭発生防止に取り組んでほしいという声があがっています。一部の住民だけではなく中区全体の問題になっていることがよくわかります。
 パネルをご覧ください。これは、7月のある日の新堀川の様子です。川の表面一面に黒い浮遊物が広がっています。通勤するサラリーマンや学生や散歩をしていた方々も、みなさんびっくりした様子で橋の下を見つめながら渡っていました。水は緑色、真っ黒な浮遊物が浮かび、その上悪臭を放つ。中区のみなさんから水質の浄化や悪臭対策の声があがるのはあたりまえです。%e5%a0%80%e7%95%991
 6月議会で環境局長は、新堀川に対する現状認識と今後の対応について「悪臭の発生原因を特定するために、まずは、悪臭の原因となる物質を把握していくことが重要となります。臭いがひどいと思われる夏場の集中的な調査は、実施時期を含め検討したいと考えています」と答弁され、実際にこの夏に集中的な調査をおこなったところ、海からの水とヘドロに溜まった有機物が合わさった時に発生する硫化水素によって卵の腐ったような臭いが発生していると聞いています。
 そこで、環境局長に伺います。6月議会では、「分析が必要とされるような悪臭の発生は確認できておりません」との答弁がありましたが、夏におこなった集中的な調査についてどんな結果であったのか。そして、今回の調査結果を受けて環境局としてどう取り組むかお答えください。

悪臭の原因物質は硫化水素の可能性が高い(環境局長)
【環境局長】環境局では、悪臭の発生原因を特定するため、本年4月から、現地調査により悪臭の発生状況を把握するとともに、臭いがひどいと思われる夏場や悪臭の通報があった際に、新堀川上流部の記念橋など4地点で、悪臭の原因の可能性があるアンモニアをはじめ5物質の大気中の濃度測定を行いました。
 その結果、硫化水素が比較的高い濃度で検出される場合があり、新堀川上流部における悪臭の原因物質は、硫化水素である可能性が高いことが判明しました。
 硫化水素は、「原料となる硫酸イオンが高濃度に存在すること」、「有機物が存在すること」、また「酸素が少ないこと」という条件がそろって発生すると言われています。
 環境科学調査センターが水質調査を行ったところ、新堀川は海水が遡上する河川であり、海水中の硫酸イオンを多く含んでいるとともに、上流部の川底には有機物を含むヘドロが堆積し、かつ川底の水は酸素の少ない状況となっていること、並びにセンター内での実験により硫化水素が生成されることを確認した。新堀川上流部の悪臭対策のためには、このような硫化水素が発生しやすい状況を改善していく必要があると考えています。
 今後、環境局としては、今回の調査結果に基づき、河川管理者に対し対応策について助言を行うとともに、悪臭の発生状況を把握するための現地調査を引き続き行っていきたい。

河川管理者として今後どうするのか
【西山議員】有機物のあるヘドロと海水の交わるところで硫化水素が発生しているということで、具体的な対応は河川管理者の緑政土木局の所管になるかと思います。
 そこで緑政土木局長に伺います。新堀川上流部における悪臭について、河川管理者である緑政土木局は今後どのように対応していくおつもりですか。

効果的なヘドロ除去・対策を検討したい(緑政土木局長)
【緑政土木局長】新堀川は、流域の都市化の急激な進展に伴い、雨水の流出量が増大した結果、流域の広範囲にわたって浸水被害が発生するようになったことから、治水対策を進めてきた。昭和52年度から着手し、護岸を改修するとともに、ヘドロを含めた河床の掘削を下流より順次実施し、平成21年度までに上流部までの区間を全て完了した。しかし、今年度に上流及び下流の一部で河床の状況を測量したところ、ヘドロを含む堆積物を確認した。現在、環境局により悪臭物質や原因について、調査が進められている。
 今後は、環境局や上下水道局と連携しながら、更に潮位や気温、降水量などの気象条件によって悪臭が発生するメカニズムの調査を進め、悪臭に対する効果的なヘドロの除去及び対策について検討してまいりたい。

悪臭がなくなるまで責任をもって対応を(意見)
【西山議員】よく調べていただきありがとうございました。まずは原因がわかって本当によかったです。
 緑政土木局長からは悪臭に対する効果的なヘドロの除去及び対策について検討してまいりたいという前向きな答弁をいただきましたので、環境局や上下水道局とも連携して、悪臭がなくなるまで責任をもって取り組んでいただくことを強く要望します。

名古屋市のホームページ「市民の声」より
新堀川の悪臭について(2015年11月)
【質問・要望】4月に転勤で引っ越してきました。現在、中区千代田に住んでおりますが新堀川の悪臭に悩んでいます。風向きにもよりますが窓が開けられないほどです。
 今まで横浜、東京、浜松と転居してきましたが、住環境としては最悪です。名古屋はこれからどんどん発展していく都市だと思いますが今のままでは新しいビルだけ建てて住環境としては発展どころか衰退していくだけではないかと思います。新堀川の悪臭を改善してください。
【回答】新堀川については、河川改修に併せてヘドロを除去してきました。また、下水道からの放流水質を向上させる対策を実施しています。今後も、更なる浄化に向けて継続的に水質調査を実施しながら、効果的な対策について検討してまいります。
 緑政土木局河川計画課 上下水道局下水道計画課 
                        回答:平成27年11月 

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