2016年9月定例会

田口一登議員の議案外質問① 山手植田線」「八事天白渓線」の廃止を(2016年9月16日)

長期未着手整備都市計画道路の「山手植田線」「八事天白渓線」は廃止を

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第2次整備プログラムでは当然、廃止候補路線に分類されるのではないか田口2
【田口議員】山手植田線は、緑が多く残る閑静な住宅地を貫いて八事日赤病院北の交差点に至る4車線、幅40メートルの道路を整備するという計画です。八事天白渓線は、東山公園の都市計画区域の南端の住宅地を通り、山手植田線と交差する道路です。配布資料の裏面に、八事天白渓線予定地の現況写真があります。写真の①から③の撮影場所が、地図上の①から③です。現在は幅5メートル弱から8メートルの道路ですが、これを2車線16メートルに拡幅しようという計画です。

201609田口①田口パネル②1s この2つの都市計画道路については、計画の廃止を求める強い要望が地元住民から上がっています。私は、2012年の11月定例会の本会議質問で、計画廃止を決断するよう求め、住宅都市局長は「整備が困難と判断された場合には、都市計画の廃止やそれにともなう代替措置などを整理したい」と答弁されました。山手植田線は八事日赤病院北交差点で5差路田口パネル②2sになる。八事天白渓線は山手植田線と鋭角で交差する――この2つの路線は、線形や構造に解決しがたい問題を抱えていますので、「整備は困難」であることは明白であります。私の質問にたいして河村市長も、「何年もかかっていてはいかんので、本当に早期に結論を出せるようにする」と答弁されましたが、いまだに結論が出されていません。田口パネル②3s
 この間、八事天白渓線については、沿線の3つの町内会が、「八事天白渓線対策会議」を立ち上げ、住民アンケートを実施し、その結果を踏まえて、一昨年、天白区内の区政協力委員長などでつくる「天白区を住みよくする会」を通じて、八事天白渓線の計画の廃止とそれに代わる代替措置の実現を要望されています。八事天白渓線の廃止は、まさに地元住民の総意であります。
 名古屋市は本年6月、未着手都市計画道路について、「都市計画道路整備プログラムの見直し方針」をとりまとめました。その背景には、2007年3月に策定された「都市計画道路整備プログラム」にもとづく進捗状況が、2007年度~2016年度の第1期に整備に着手するとした路線で、着手されたのは34%にとどまるという事業化の遅れがあります。今回の見直し方針では、
 一、今後10年以内に整備着手する「整備優先路線」、
 二、今後10年以降に着手する「その他の整備路線」、
 三、整備しない「計画廃止候補路線」に分類する。
 そして、パブリットコメントを実施したうえで、今年度中に「第2次整備プログラム」を策定するとされています。
 そこで、住宅都市局長にお尋ねします。「第2次整備プログラム」では、整備が困難で、住民の合意もない山手植田線および八事天白渓線については、当然、「計画廃止候補路線」に分類されることになると考えますが、いかがでしょうか。

総合的に判断してまいりたい(局長)
【住宅都市局長】「都市計画道路整備プログラム」策定から約10年が経過し、人口減少や財政状況等、道路を取り巻く社会経済情勢の変化に対応しつつ、整備着手の進捗状況を踏まえ、本年6月に同プログラムの見直し方針を策定した。この方針に基づいて、すべての未着手都市計画道路を対象に、「自動車交通の円滑化」等による「整備効果の評価」や「関連事業等との連携」等による「事業性の検証」を行ったうえで、「第2次整備プログラム」を策定する予定です。
 山手植田線及び八事天白渓線も、本方針を踏まえ、総合的に判断したい。

代替ルートはどんなものか
【田口議員】毎年恒例となっている住民団体と市長との話し合いの場である「健康と環境を守れ!愛知の住民いっせい行動」が今年も8月に行われ、その場で市当局は、山手植田線については、「代替ルートについて関係機関と調整しながら検討している」と回答していました。「代替ルート」とは、どのようなものを検討されているのですか。住宅都市局長の答弁を求めます。

周辺道路の活用や交通の流れの変化による影響等について検討(局長)
【住宅都市局長】代替ルートは、両路線の代替措置の1つとして周辺道路の活用、地形の制約、交通の流れの変化による影響等について検討を行っており、両路線の方向性とセットで検討したい。

両路線の見直しの検討にあたっては、議会の議論や地元住民の意見も判断材料になるという理解で良いか(再質問)
【田口議員】両路線の廃止は、「総合的に判断する」と明言を避けられました。
 住宅都市局長、この2つの路線は、地元住民から計画の廃止を求める強い要望が市に寄せられている路線です。議会でも議論になり、当局も「整備が困難と判断された場合には、都市計画の廃止やそれにともなう代替措置などを整理したい」という見解を表明してきた路線です。この2つの路線の見直しの検討にあたっては、こうした議会での議論や地元住民の意見も判断材料になるという理解でいいですか。お答えください。

議会の議論や地元住民からの意見も勘案しながら、総合的に判断したい(局長)
【住宅都市局長】両路線につきましては、「都市計画道路整備プログラムの見直し方針」を踏まえて、今後、「整備効果の評価」や「事業性の検証」を行いますが、その過程において、これまでの議会における議論や地元住民の皆様からの意見も勘案しながら、総合的に判断していきたい。

議会や地元住民の意見は計画の廃止。もう計画廃止しかない(意見)
【田口議員】議会での議論や地元住民の意見は、計画の廃止であります。それを勘案するならば、この2つの路線は計画廃止しかありません。
 代替ルートというか、代替措置について、「周辺道路の活用」などを検討しているとの答弁がありました。今回の「見直し方針」では、「計画廃止候補路線」に分類した路線については、「早期に都市計画の変更を行うとともに、必要に応じて既存の道路空間の活用等も検討」するとされています。山手植田線・八事天白渓線については、すでに先行して「既存の道路空間の活用」などが検討されているわけで、これは、計画廃止という方向性とセットでの検討だと理解させていただきます。

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