2月議会で個人質問 高橋ゆうすけ議員

IMG_演台9140t専任司書の配置で学校図書館の充実強化を
市内中学生の24%が読書せず(全国平均は15%)

蔵書少ない、開館時間短い、司書いない
 名古屋市内の小学生の不読率(1ヵ月に一冊も本を読まない子どもの割合)は、全国平均3.8%に対し、7%とほぼ2倍となっています。また、中学校は全国平均15.0%に対し、名古屋市は23.6%と、看過できない状況です。
 高橋議員はその背景について学校図書館の整備が遅れている問題があると指摘しました。蔵書数についていえば、国基準(学校図書館図書標準)を達成している学校は全国平均57%を10ポイントも下回る47%。開館時間は、小学校では授業の合間の休み時間だけ。中学校もほとんどの学校で昼休みしか空いていません。さらに、専任の司書もおいていません。不読率推移2(第2次読書活動推進計画より)
 こうした市内の学校図書館の現状について、高橋議員が市の認識を問うと、下田教育長は「蔵書数は、国標準に近づけるよう努める」と述べるにとどまりました。

司書活用「利用増え、学習も意欲的に」
 高橋議員は、学校図書館が果たす機能について、「読書センター」「学習センター」「情報センター」の3つとともに、子どもたちが安心して過ごせる「居場所」としての機能が求められていると指摘。
 すべての小中学校に学校司書を配置し、利用しやすい図書館づくりをすすめている岡山市のとりくみを踏まえ、名古屋市が有償ボランティアを配置している小中4校(各週2日、1日5時間)のとりくみについて、説明を求めました。学校図書館図書標準
 下田教育長は、司書が、子どもたちにわかりやすい図書の配架や、本を紹介するポスター、季節に合った装飾品等を作成し、温かみのある使いやすい学校図書館となったと説明。その効果について「利用する子どもの数が増え、子どもたちが調べ学習等に意欲的に取り組むようになった」と述べました。説明。「今後は、こうした実践校での成果をもとに、学校司書を配置できるよう種々の角度から検討します」と述べました。
 下田教育長はまた、ふさわしい司書のあり方について、「司書または司書教諭といった専門の資格を持った人材が相応しい」と述べました。

「どえらい、ええこと。(ただし)ボランティアで」(市長)
 市教育委員会は来年度予算で学校司書の配置を市長に求めていました。しかし、河村市長は市長査定で認めませんでした。高橋議員は河村市長に対し、「市長は子どもの声を聞くことの大切さを日頃から述べているが、学校図書館が子どもたちの『居場所』となり、その声を聞くことができるという場だという認識はあるか」と質しました。
 河村市長は答弁で「(司書の配置は)どえらい、ええこと」と賛意を示したものの、「公務員ではない、近所のおばちゃんでもいいけど、ボランティアで」などと持論を展開。
 高橋議員は、昨年4月に施行された改正学校図書館法に触れ、「学校司書は職員でなければならないというのが法律の趣旨だ」と市長の認識をただすとともに、学校職員としての学校司書の配置を、できるだけ早く進めるよう求めました。 

概要は市政ニュース92号を、動画は名古屋市会HPをご覧ください。

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