議員定数削減と報酬増の条例案に反対討論(2016年2月定例会)

身を切るとの言い訳に反し、実態は議員報酬が増える肥え太り 
さはし 討論IMG_0787t2 3月8日の本会議に、自・民・公が提出した「議員定数を削減する条例(案)」および「議員報酬の特例値を引き上げる条例(案)」について、さはしあこ議員が反対討論を行いました。討論時間は2分と制限され、自・民・公は賛成討論もありませんでした。定数と削減費用

市民の声を切り捨てる定数削減
 反対する第一の理由は、現行の議員定数75は、名古屋市民の多様な民意を市政に反映させ、市政をチェックする役割を果たすために、最低限必要な人数と考えるからです。市会議員の数が少なくなれば、それだけ市民の声が届きにくくなることは明らかです。また、名古屋市議会として、市長の行き過ぎに歯止めをかけるには決して多くない数です。削減によって「身を切る」といいますが、切られるのは市民の声です。議員定数削減数と率2報酬引き上げの理由が説明できない
 第二の理由は、2011年の出直し市議選で争点となった議員報酬800万円を特例とはいえ、全会一致で可決したのに、報酬を655万円の引き上げる理由について、市民が納得を得られるような説明はされていません。

議員1人当たりの人口市民意見も聞かずお手盛りの引き上げ
 第三の理由は、多様な民意を反映すべき議会なのに、その市民の意見を聞く場すら設けないまま決めようとしていることです。自ら定めた「名古屋市議会基本条例」の参考人制度や公聴会制度を活用することさえしない、さらには委員会審議も省略するのは、論外です。議員報酬比較1

 

 

 

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