2015年9月定例会

辺野古新基地建設やめるよう意見書採択を

さはし議員演壇1598 さはしあこ議員が本会議にて9月30日、辺野古新基地建設をやめるよう求める意見書を採択すべきとの立場で討論しました。動画は名古屋市会HPを、討論の全文は下記をご覧ください。

「辺野古新基地建設をやめることを求める意見書提出に関する」請願の討論

 ただいま議題となっております「辺野古新基地建設をやめることを求める意見書提出に関する」請願の採択を求めて討論いたします。

 この請願は、沖縄県の米軍普天間飛行場を辺野古に移設し、そこでの新たな新基地建設の中止を求めるものであり、住民意思を尊重することが地方自治の堅持につながるというものです。

 2014年に行われたすべての選挙において、辺野古新基地建設に反対である県民の明確な意思が示されました。また、世論調査においても、反対と回答した県民が圧倒的多数となっています。こうした民意が明らかとなっているにもかかわらず、政府は辺野古新基地建設の計画を推し進めています。

 スイスのジュネーブで開催された国連人権理事会において、県民の思いを託された翁長雄志県知事が、「沖縄の人々の自己決定権がないがしろにされている辺野古の状況を、世界中から関心を持って見てください」「自国民の自由、平等、人権、民主主義、そういったものを守れない国が、どうして世界の国々とその価値観を共有できるのでしょうか」とスピーチをされました。

 いち自治体が国際社会に向けて演説した事実を政府は、重く受け止めるべきです。また、住民自ら決定した意思を軽視する政府の姿勢は、見過ごすわけにはいきません。民意を尊重する立場からも、同じ地方自治体の問題として捉えるべきではないでしょうか。

 本議会が「辺野古新基地建設反対」の住民の思いを汲み取り、同じ地方議会として国に対し、意見書提出を求める請願の採択を呼びかけて討論を終わります。

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