2013年11月定例会

岡田ゆき子議員の議案外質問②(11月27日) 市営住宅駐車場の料金値げについて

市営住宅駐車場使用料の値上げについて

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市営住宅駐車場値上げとなる割合と金額は

岡田 演壇s【岡田議員】名古屋市は、市営住宅の駐車場使用料の実質値上げを決め、11月に入り使用者に対し個別通知を始めました。意見や疑問を出す機会もなく、一方的な通知だけが送られて、値上げされる事に強い怒りの声が上がっています。

入居住民で構成する「名古屋市公営住宅協議会」は、「値上げ撤回を求める」署名約8700筆を市長に提出しました。11月15日の市との懇談でも「値上げに納得できない」「説明が不十分だ」「せめて説明会を開いて」と声が出されていたと聞いています。

見直し後の中身についてお尋ねします。対象となる駐車場の数、そのうち値上げとなる駐車場の割合、総額いくらの負担となるのか、最高の値上げ額はいくらかをお答えください。

87%が値上げ、総額3億円の増収

【住宅都市局長】民間駐車場料金との格差を是正するため見直しを行った結果、全体の管理台数34,597台のうち概ね3%が「値下げ」、10%が「据え置き」、87%が「値上げ」となります。全体の月額の平均では、従来の4,900円から5,900円と1,000円の値上げとなり、値上げの最高額は3,500円です。

3年間で段階的に値上げをする経過措置が終了した場合には、年間で約3億円の増収を見込んでいます。

 なぜ今値上げなのか

【岡田議員】市営住宅は、憲法25条に基づく公営住宅法による低額所得者に対する住宅政策です。

駐車場使用料も入居者の実態を踏まえて検討されるべきです。いま、高齢者のみの世帯の入居率は40%超えています。高齢であり、障害があるからこそ、受診や買い物にも車が必要という方も少なくありません。こうした方々の生活に車は必要不可欠です。

高齢者は、昨年の大幅な介護保険料の引上げに続き、年金は10月から3年連続引き下げ、可処分所得は減少しています。勤労世帯も給与は16カ月連続で前年同月比を下回るなど同様です。市営住宅の入居者も低所得化が進み、世帯収入が月10万4千円以下の世帯が75%を占めているのです。更に来年4月から消費税増税されれば、大変な負担増を強いられることになります。

名古屋市が独自で決めることができる駐車場使用料を、なぜ今値上げするのか。現時点の入居者をとりまく状況をよく勘案した上で答えて下さい

行政評価の判定、検討委員会の提言により見直す

【住宅都市局長】平成23年度の行政評価で「見直し」という判定結果が出され、これを受け、平成24年度に外部の有識者等で構成されます「市営住宅駐車場使用料検討委員会」を設置し、「民間駐車場料金との格差を是正するため、使用料の決定方法を見直す必要がある」との提言をいただいた。提言の趣旨を踏まえ早期に格差を是正する必要があると判断して、来年度から見直しを実施したい。

一方、今回の見直しに伴い一定の配慮をしており、現行使用料の1.5倍を上限とする、3年間で段階的に値上げを行うなどの負担調整措置や、障害の程度の重い特別障害者世帯に対する減額率の拡充を実施します。増収分の使途は市営住宅の駐車場の計画的な再整備に充てていく。

 値上げの撤回を(意見)

【岡田議員】値下げ、据え置きもありますけども、87パーセントほとんどが値上げです。高齢者や障害者、一人親家庭が多い市営住宅の住民に、総額3億円という負担です。この方々は、市長の市民税減税の恩恵はない方々です。一方的に値上げされたという思いです。

なぜ、今、値上げしないかんのかということについては、答えられませんでしたけども、2月議会で、もう一回、予算審議のなかで議論することになりますが、市全体から見渡せば、まだまだ値上げしなくてもいい状況だと思います。あらためて、値上げの撤回を求めます。

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