2012年11月議会

河村市長は進退明言せず、河合市議には再び辞職勧告(11月定例会)

 21日に開会した11月定例会本会議で、当て逃げ事故などを起こした河合優市議の辞職勧告決議を全会一致で可決しました。河合市議は「市民、市会の皆さまに深くお詫びしたい。今後は信頼回復に努め、職責を全うしたい」と辞職しない考えを改めて示しました。

 河村市長は、56議案の提案理由説明だけで自らの進退には触れませんでした。本会議後、減税日本を除く5会派の団長が市長と面談し、落ち着いて審議ができず市政の混乱につながるとして「直ちに自らの去就を明らかにせよ」と要請しました。河村市長は「真摯に対応したいと思います」の一言だけでした。

辞職勧告決議は以下のとおり

河合優議員に対する議員辞職勧告決議案

名古屋市会は、河合優議員に対し、議員の職を辞することを勧告する。

上記決議する。

 (理由)

 名古屋市会は、本年9月11日に議員総会を開き、河合優議員に対し、全会一致で辞職勧告決議を可決したが、河合優議員はいまだ辞職していない。

 また、名古屋港管理組合誌会議員についても、減税日本ナゴヤの団員であった当時に、所属轟員であることをもって同会派が推薦したものであるが、同会派を除名された現在においても辞職していない。

 さらに、11月9日には自動車運転過失傷害と道路交通法違反(事故不申告)の罪で名古屋簡易裁判所に略式起訴されている。

 9月11日の議員総会においてもみずから弁明をする機会がありながらそれを行使せず、市民や議会に対する説明責任を果たさない姿勢は相変わらず続いており、ますます市民を失望させ、議会に対する信頼を大きく失墜させている。

 よって、河合優議員に対し、議員の職を辞することを勧告する決議を行うものである。

2012年11月21日

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