2011年9月定例会

日本軍慰安婦問題について日本政府に誠実な対応を求める意見書提出に関する請願の採択を求める討論

2011年9月28日
田口 一登 議員

私は、日本軍慰安婦問題の意見書提出に関する請願の採択を求めて討論を行ないます。

日本軍慰安婦問題は、日本の過去の戦争において、各地に日本軍兵士のための慰安所がつくられ、日本の植民地だった朝鮮・台湾などアジアの女性たちが、強制的あるいはだまされて連行され、兵士の性暴力にさらされたという、女性の人権にかかわる重大な問題であります。

日本政府は1993年、この問題に関する調査を踏まえて発表した「河野官房長官談話」で、旧日本軍の関与や強制性を認めて謝罪しました。ところが、その後、「河野談話」に示された日本政府の基本的な立場をくつがえそうとする動きが強まりました。それは、靖国神社の問題や「歴史教科書」問題などに現れた「日本の戦争は正しかった」とする日本の戦争の〝名誉回復〟論と一体に展開されました。

あえて申し上げますが、日本がアジアでやった戦争は、最初から、他国の領土を取ることを目的にして戦われた戦争であり、ドイツ、イタリアがヨーロッパでやった戦争とともに、いかなる大義ももたない侵略戦争だったということは、国際社会が、第二次世界大戦という悲惨な経験の中から、一致してくだした結論であります。アジア諸国にたいする侵略戦争と植民地支配の歴史から目をそらすのではなく、それへの反省をのちのちの世代にまで引き継いでこそ、日本が世界に堂々と胸をはって生きてゆけると、確信しています。

日本軍慰安婦問題でも、日本政府が誠実な対応をとるならば、日本とアジアとの連帯・友好がさらに発展するでしょう。以上から、本請願の採択を求めて、討論を終わります。

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