2011年9月定例会

わしの恵子議員の個人質問② 原発問題などについて

2011年9月14日
わしの恵子

■市民の要望にこたえ放射線量の測定を

【わしの議員】第2に、大気中の放射線量測定について伺います。

福島第1原発の事故から半年以上が過ぎた今も、収束の目途が全く立たない状況です。放射能汚染は農作物や畜産物、さらに海洋へと広がり、被災地や日本のみならず世界に大きな不安を与えています。また、浜岡原発から130km、福井の原発銀座から100kmという近距離で囲まれているのが名古屋市です。東海・東南海・南海地震の3連動地震が起こる可能性が危惧されているなか、まずは、住民の原発不安に応えることが必要です。

とりわけ、放射線への感受性が高い子どもの健康を守ることは喫緊の課題となっています。放射線は目に見えない、色もない、臭いもしません。ごく微量であっても水や食べ物などから体の内部に入って放射線を出します。これが内部被爆で、どんな微量であっても生涯影響を受け続けるものです。

私の方にも、若いお母さん方から、「名古屋市の食品の放射能検査、大気中への放射線量の測定はどのように進められているのか」という質問が相次いであります。また、「自分の住む地域の放射線量を知りたい」という声も広がっています。

私は先日、愛知県環境調査センターを訪問し、モニタリングポストによる空間放射線量の測定やサーベイメーターによる計測等について説明をしていただき、福島原発の事故以来、徹夜の調査もあったとお聞きしました。大変、驚いたのは、名古屋市が、独自に大気中や土壌の放射線量の測定調査をしていないということです。なぜかといえば、県と同じレベルの測定器を持っていないからということで、これは先日の総務環境委員会の中でも問題にされたそうです。

私は、この8月、西区の19小学校区全てで、子どもたちがよく遊ぶ公園等で簡易測定器ではありますが、大気中の放射線量の測定を行いました。(一覧をパネルにする)子どもの目線に立って、地表面と50cm、1mの地点の3か所で測りました。その数値結果は0、08マイクロシーベルト~0、13マイクロシーベルトと通常の外気に含まれている範囲内ということで、ホッとしましたが、このように放射線量を一覧表にしたビラを多くの方々に見ていただきましたが、「こういう数値が知りたかった」と関心を持たれます。

そこで環境局長に伺います。市の環境科学研究所に、モニタリングポストを配備して、大気中の放射線量を測定することを提案します。また、市民の要望にこたえ、職員がサーベイメ―タをもって測定に出かけることも必要だと考えますが、お答えください。

■設置場所含めて検討する(環境局長)

【環境局長】愛知県が北区で測定しているモニタリングポストの測定結果は、原発事故以前の測定結果の範囲内に収まっております。モニタリングポストについては、県が4ヶ所増設して、計5ヶ所になるという状況を踏まえて、今後、設置場所を含めて検討してまいります。

市内の放射線量の測定については、地域バランスを考えて、市内数カ所で、可搬式機器を用いた民間業者への委託実施を検討してまいります。また、可搬式機器の整備は、その設置場所も含めて検討してまいります

■「原発撤退、自然エネルギーへの転換をめざす名古屋市宣言」を

【わしの議員】第3に、「原発撤退、自然エネルギーへの転換をめざす名古屋市宣言」についてです。河村市長は、約束どおり福井の原発銀座の視察調査に行かれましたが、市長として、何よりも原発に対する市民の不安を取り除き、安全を守るためにどのように成果を活かすおつもりでしょうか。

私は、名古屋市が率先して、「原発からの撤退をめざし、自然エネルギーへ転換する都市宣言」をすることを求めたいと思います。

市長の決意をお聞かせください。

■大議論を起こしたい(市長)

【河村市長】自然エネルギーが一番よいが、そこまでいかなくてもと、私も福井に行ってきた。

安全性は今まで技術者の安全性ばかり言ってきたが、問題は名古屋の皆さんに対する安全性だというわけで、しかるべき指導をしてきました。

まず、皆さんで大議論を起こしたいということであります。

■全国に先駆けて「原発さよならナゴヤ宣言」を

【わしの議員】市長は、市民の生命・財産を守るべき立場だとはっきり表明されました。私も大議論は大賛成です。少なくとも方向性は一致できますので、何でも一番が大好きな市長ですから、全国に先駆けて「原発撤退、自然エネルギーへの転換をめざす名古屋市宣言」いわば「原発さよならナゴヤ宣言」を実現させることを要望します。

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