6月定例会閉会 自公民が補正予算を修正 河村市長は臨時議会で再提出

7月11日に6月定例会が閉会しました。一般会計補正予算案は自・公・民の修正可決となりました。

これに対し、河村市長は「再議」の姿勢を示しましたが、災害対策予算などの円滑な執行を優先するために、「臨時議会」で再提出し議論する姿勢を示しました。

■中京都やリニア関連予算はムダ、地域自治や地域委員会のあり方の議論は必要

日本共産党は、市長提案の補正予算は「災害対策の推進や自然エネルギーの導入など」は評価しつつ、「巨大インフラ整備への集中投資が狙いの中京都構想を推進する中京独立戦略本部には反対」と補正予算には反対しました。

地域委員会の市民意見交換会の開催は、地域委員会のモデル実施に関する市民的な議論と検証の場を保障するためにも必要な予算です。

■地域委員会関連の189万円だけを削除、中京都構想などは推進する自公民の修正

自・公・民の修正案に対しては、「中京独立戦略本部を市民に具体的なメリットが明らかでないと批判しながら容認する一方で、地域委員会に関する意見交換会の開催自体を削除することは認められない」と反対しました。

■「再議」はやめよ、と市長に要求

「再議」になると、補正予算全体が執行できず、「再議」での議題は「地域委員会」に限定されながら、採決では「中京都」も含んだ予算を認めるかどうかが問われるため、今回と同様の結果を繰り返すだけになることになりかねません。日本共産党は、市長に、減税日本もふくむ他の会派とともに「再議はやめ、地域委員会で審議を」と求めました。

市長は、こうした議会の申し出を受け入れ、臨時会での対応となりました。

■暮らしそっちのけ、見苦しい争いにはくみしない

臨時会は7月20日10時に開会され、提案説明後、直ちに質疑が行われます。提案される議案は、地域委員会の意見交換会の予算189万円だったのが154万円に削減されただけの予算案のみです。

日本共産党は、3月以来の暮らしそっちのけの「政局」で議会の運営が左右される状況にたいし、市民の願いは「福祉・防災のまちづくり」「議会改革の促進」だと一貫し、議長に議会改革促進をもうしいれ、市長に脱原発で懇談し、議会では福祉充実、公約実現の立場で質問してきました。

臨時議会の日程は、下記の通りです。

■7月20日(水)10時

 ◇山口清明議員が質問予定。市長の提案説明後に質問します
 ◇本会議後に総務環境委員会で審議

■21日(木)2時

 ◇本会議での採決