2011年6月定例会

一般会計補正予算にたいする反対討論

※田口議員の討論は、約39分経過後からです。

2011年7月11日
田口一登 議員

私は、日本共産党名古屋市会議員団を代表して、一般会計補正予算に対し、原案及び修正案に反対する立場から討論を行います。

今回の補正予算は、災害対策の推進や自然エネルギーの導入などに努めている点は評価いたしますが、「中京都」構想を推進するための中京独立戦略本部を立ち上げる予算などが盛り込まれていることから、反対せざるをえないのであります。

「中京都」構想のキーワードは、「世界と闘える愛知・名古屋」です。大村県知事がマニフェストの中で、「国際的な競争に打ち勝つようグローバル企業を誘致・育成」すると述べているように、「世界と闘える愛知・名古屋」の実現とは、愛知・名古屋圏域の大企業の国際競争力を強化することにほかなりません。愛知県はすでに来年度の国家要望において、「世界と闘える愛知・名古屋(中京都)づくりの推進」と銘打って、リニア中央新幹線の早期整備、名古屋港の機能拡充、中部国際空港の二本目滑走路の早期整備などを要望しています。「中京都」構想の狙いは、大企業の国際競争力の強化のために、巨大インフラ整備に集中投資する体制づくりであり、従来からの大型開発事業を新たな装いで推進するところにあると言わなければなりません。

「中京都」構想はまた、財界の要求にこたえた道州制の先取りでもあります。

こうした「中京都」構想を推進するための司令塔である中京独立戦略本部は、本部員の半数をトヨタ自動車やJR東海など大企業の取締役が占めており、河村市長の言葉を借りれば「名古屋・愛知株式会社の取締役会」です。「中京都」構想は、陣立てからも大企業・財界のためのものであり、その推進は断念すべきであります。

次に、自民党・公明党・民主党の修正案についてですが、中京独立戦略本部の運営については、「市民にとっての具体的なメリットが明らかになっていない」とする附帯決議の内容からすれば、反対してしかるべきなのに、容認する。その一方で、地域委員会のモデル実施に関する市民的な議論と検証の場を保障する市民意見交換会の開催予算を削除することは認められません。

以上、反対する理由を申し上げ、討論を終わります。

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