3月5日 2月定例会 田口一登議員が個人質問
弥富相生山線 工事再開予算は取り下げを
田口一登議員(天白区)は3月5日の市議会で、弥富相生山線の工事再開について質問しました。
道路廃止方針 広沢市長答弁避ける
来年度の市予算案には、「折衷案の実現」と称した弥富相生山線の調査・設計費が計上されています。
田口議員は、広沢市長に「市長は市長選挙のマニフェストで、『河村たかしの政策を丸ごと継承』と公約された。そうであれば、相生山の道路事業廃止の方針も継承すべきではないか」と質問。
しかし市長は、「河村前市長も折衷案が必要と判断して進めてきたものであり、私も折衷案が必要と判断している」と、道路廃止方針の存廃について答弁を避けました。
河村前市長は退任するまで、道路廃止の方針には変更がない考えを示していましたが、広沢市長は、なし崩し的に転換したことになります。
折衷案は当初の計画の焼き直し
田口議員は、折衷案なるものの内容について市緑政土木局長に質問しました。折衷案は当初の計画と同様の「片側1車線、片側歩道」。同局長が「当初計画と概ね同程度の幅員になる」と答弁したので、おそらく幅員12mの道路でつなぎ、一般車両を通すというものです。自然環境に配慮した対応も、夜間の通行「制限」を「今後検討するというだけで、自然環境を保全する保障はありません。
同局長は、「(未着手区間の)すべてを橋りょう形式でつなぐことが可能」と答弁しました。
3月1日に天白区役所で開かれた折衷案に関する説明会で当局は、橋りょう形式の道づくりとして、国営越後丘陵公園の事例を紹介していました。田口議員は「説明会に参加した市民が同公園に問い合わせたところ、『園内には一般車両は入れない』とのことだった。越後丘陵公園の事例は園路であって、一般車両を通す弥富相生山線と比べることはできない」と指摘。当初の計画の焼き直しであり、とても折衷案などと言えるものではないことがはっきりしました。
市民への説明会に市長の姿なく
3月1日に開かれた折衷案の説明会は、市民団体と地元4学区住民などとに対象を2回に分けて、どちらも会場一杯の市民が詰めかけました。
しかし会場には、広沢市長の姿はありませんでした。参加した市民からは、「なぜ市長が来ないのか」「市長は判断を変えた理由を市民に説明すべきだ」「再度説明会を開催してほしい」という声が噴出。
広沢市長は、住民の意向を直接聞く場を設けずに工事再開に舵を切るという重大な判断を下し、その後も自らの言葉でその理由を市民に説明していません。
市長「再度開催する予定はない」
田口議員は、「再度説明会を開いて、こんどは市長も出席して、説明すべきではないか」と求めました。
市長は「説明会では市からしっかりと説明することができた。再度開催する予定はない」と拒否しました。
工事再開予算は取り下げを
田口議員は、「地元4学区住民などを対象とした説明会でも、発言者の6割が、道路を通すことに否定的な意見だった。折衷案にたいして市民の理解は得られていない」と指摘。工事再開に向けた予算はいったん取り下げて、市長自らが住民の意見を直接聞く場を設けることを求めました。
キーワード:田口かずと











