日本共産党名古屋市議会議員団Webサイト
2005年6月14日発行

日本共産党市議団

自民党の「預かり金」疑惑の真相解明を
他会派にも政務調査費の領収書添付を申し入れ

政務調査費をめぐり、自民党前団長(西村けんじ市議)が250万円分の架空領収書を使った支払い請求や、410万円の「預かり金」の不明朗な疑惑が発覚しています。今回の件で政務調査費の使途の不透明さが浮き彫りとなり、市民から批判の声が相次ぎ、領収書の公開など、使途の透明化を求める世論が高まっています。

日本共産党市議団(村瀬たつじ団長)は、自民党市議団(伊神邦彦団長)に対し、

  1. 「預かり金」を否定しているが、その根拠を示して議会と市民に説明すること。
  2. 自民党市議団内で政務調査費の取り扱いの見直しを検討していると報道されているが、いつまでに見直し案をまとめるのか、明らかにすること。
  3. 政務調査費の見直しにあたり、使途の透明化を図るために、議長へ領収書の提出を義務付け、公開の対象とする条例改正を提案すること

以上の3点について申し入れました。

また、この内容を民主党や公明党などの全会派に伝え、市議会で政務調査費や費用弁償などの議会経費の見直しについて、条例改正の議員提案をよびかけています。

自民党名古屋市議団の政務調査費をめぐる一連の経過に関する申し入れ

2005年6月14日

自由民主党名古屋市会議員団
団長 伊神邦彦様

日本共産党名古屋市会議員団
団長 村瀬たつじ

貴市議団の政務調査費をめぐっては、貴市議団前団長による架空領収書を使った支払い請求の発覚に続いて、前団長が03年度分の貴市議団の団共通経費410万円を預かっていたという「預かり金」の存在を主張するなど、疑惑が相次いでいます。貴市議団には、こうした疑惑の真相を明らかにすることが求められています。

同時に、政務調査費をめぐる問題は、貴市議団の内部問題にとどまらず、名古屋市議会として自民党名古屋市議団の政務調査費をめぐる一連の経過に関する申し入れ緊急に改革を要する問題となっています。それは、一連の経過を通じて、政務調査費の使途の不透明さが浮き彫りになり、領収書の公開など使途の透明化を求める市民の世論が高まっているからです。

そこで、貴市議団にたいして下記の事項について申し入れます。

一、 貴市議団は、いわゆる「預かり金」の存在を否定していますが、否定する根拠を示して、議会と市民に説明すること。
一、 貴市議団は団内に小委員会を設置し、政務調査費の取り扱いの見直しを検討していると報道されていますが、いつ頃までに見直し案をまとめるのか、明らかにすること。
一、 政務調査費の見直しにあたっては、その使途の透明化を図るために、領収書の議長への提出を義務付け、公開の対象とする条例改正を提案すること。

以上