日本共産党名古屋市議会議員団Webサイト
2010年2月25日発行

2月25日 2月議会本会議 議案質問 江上博之議員

景気低迷に拍車をかける低価格入札防止を
最賃制度を守らせるのは重要だが、
全国いっせいにやらないと競争に負ける(市長)

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江上議員は補正予算案の市営住宅低価格入札や衣浦港の最終処分場について質問しました。

落札率が66〜70%

市営住宅建設工事の入札は、落札率が66%〜70%でした。昨年の神丘中学校改築工事も落札率60%など低落札が続いています。契約金額が低すぎれば、人件費や下請け業者への適切な費用を確保することができません。江上議員は「低価格入札が、人件費や下請け単価を切り下げ、景気低迷に拍車をかけていないか」とただしました。局長は「資材の一括購入などが要因といわれているが、この状態が続けば人件費等への影響も懸念される」と答えました。

1月からは最低制限価格制度も導入されていますが、今回は総合評価落札方式なので対象外でした。江上議員は「総合評価落札方式でも低価格入札を防止する方策が必要だ」とただし、局長は「総合評価落札方式でも低価格入札が増加しており、方策を検討したい」と答えました。

名古屋市も公契約条例を検討し賃金を守れ

人件費を一定以上の金額にすることを入札の条件とする公契約条例について、「名古屋市も検討せよ」との質問に、財政局長は「国の動きを注視しながら、研究したい」と答えました。

江上議員は市長に「地元経済にも悪い影響を与える低価格入札を防止せよ」と求めました。市長は「工事の品質と賃金を守りたい」と答えつつも「最賃制度を守るのは全国いっせいにやらないと、競争に負ける」と答え、市独自に取り組む姿勢を示しませんでした。

市営住宅新築工事の入札結果の概要(金額は税抜き)

件名 概要 落札金額 予定価格 入札者数
仲田住宅(1) 6階建1棟72戸 4億4600万円 6億3744万円 16社
仲田住宅(2) 同上 4億1800万円 6億3458万円 12社
戸田住宅(1) 10階建1棟90戸 6億5700万円 9億9611万円 7社
戸田住宅(2) 同上 6億5400万円 9億8310万円 7社

 

アセックへの埋立 ゴミ減量化が進んでも必要なのか
衣浦港3号地廃棄物最終処分場の建設基金として9600万円

南5区にも金だけ出して利用しなかった

愛知県などからの要請で衣浦港3号地廃棄物最終処分場の建設基金として財団法人愛知臨海環境整備センター(アセック)へ出損9600万円に出損する予算が提案されました。アセックには南5区の処分場にも出損していましたが全く利用しませんでした。また市の廃棄物計画では焼却灰も相当減量される計画です。江上議員は「この処分場を利用する必要性がどこにあるのか」とただしました。

環境局長は「県へ広域処分場の確保を要請してきた経緯もあるので協力する。出捐金の1割増し分が料金から割り引かれる。この間、遠方の民間処分場を活用に替えて活用する。愛岐処分場の延命にも寄与する。平成23年1月から、年間1万2千トンを予定」と答えました。江上議員は、「突然の提案でなく事前の情報公開が必要」と指摘しました。

財団法人愛知臨海環境整備センター(略称ASEC)

  名古屋港南5区
廃棄物最終処分場
衣浦港3号地
廃棄物最終処分場
面積 56.0ha 47.2ha
容積 491万m3 564万m3
受入 92年4月から
2010年2月
2011年1月から
13年