日本共産党名古屋市議会議員団Webサイト
2010年2月3日発行

2月2日 名古屋市議会基本条例制定研究会
わしの恵子議員、江上博之議員、山口清明議員

4年に一度の海外視察
"きっぱり廃止"の日本共産党
姿勢のちがいくっきり
“まだ半数しか行ってないから、結論は来期に”と自民党
“議員の特権はまずいが自民と同じ”の公明党
“視察の意義はあるけど、不景気だから自粛”の民主党

“海外視察”の結論先送り

2月2日の名古屋市議会基本条例制定研究会では「4年に1度の海外視察」をどうするのか、各会派から意思表明が行われ、日本共産党はきっぱりと「廃止」を表明しましたが、他党は「来期以降検討」「自粛」を表明し、廃止にはなりませんでした。

同研究会の議員が1月25日に視察した三重県議会では、議会開催日数の増加などによる経費増にたいして海外視察の廃止などで対応しています。この場に及んで「まだ半分の議員しか行っていないから、結論は来期に」との態度では、議会改革への本気度が問われます。

一人120万円の税金を使う名古屋市議の海外視察をめぐっては、2004年の北米視察で自民・民主の7議員がラスベガスでカジノをしていたことが発覚。「税金を使った物見遊山」と批判が起こりました。日本共産党市議団は、こうした特権的で成果もあいまいな海外視察に参加せず、廃止を一貫して主張してきました。

改革議論をリードする共産党市議団

この日の研究会のテーマは、「予算等の議会への説明」「委員会活動」「反問権を含む質疑応答」「図書室の充実」等でした。

江上議員の「予算を局別の常任委員会に加えて、局を横断して審議できる特別委員会でやることも必要」と提起。他党からも「指摘の通り」との発言がありました。わしの議員は「資料やパネルを傍聴者も見ることができるように。また、請願審査では、議員同士の議論や請願者の意見陳述を」求めました。山口議員は「議会図書室に市民が来れば、議会が何を審議しているのかわかるようにするべき」等を提案し議論をリードしました。

今期に海外視察に行った議員(07年〜09年)

【民主党クラブ】 のりたけ勅仁(中)
【民主党 22人】 うえぞのふさえ(西)うかい春美(中村)おかどめ繁広(熱田)鎌倉安男(守山)久野浩平(中川)橋本ひろき(南)服部将也(北)渡辺房一(瑞穂)梅村邦子(千種)梅村麻美子(東)おくむら文洋(昭和)斎藤まこと(千種)高吉英樹(中村)ちかざわ昌行(名東)日比健太郎(名東)諸隈修身(天白)岡本やすひろ(緑)田中里佳(天白)中島理恵(中川)山本久樹(緑)山田昌弘(西)安井伸治(港)
【自民党 11人】 東郷哲也(守山)中里高之(緑)ふじた和秀(瑞穂)水平かずえ(昭和)中田ちづこ(中)丹羽ひろし(名東)前田有一(瑞穂)渡辺義郎(北)桜井治幸(千種)中川貴元(東)小出昭司(中村)
【公明党 10人】 加藤武夫(緑)木下優(中川)小島七郎(昭和)田辺雄一(千種)長谷川由美子(北)江口文雄(港)こんばのぶお(守山)中村満(中村)ばばのりこ(中川)福田誠治(南)
【新会派気魄】 杉山ひとし(緑)

 

市政懇談会で「議会改革」等の意見交換

2月2日に行われた日本共産党市議団主催の市政懇談会では、議員報酬について、「議会改革の目的など大きいところで市民の理解を得て理性的に。議員報酬の公開と政務調査費の説明を」「報酬89万円は低くない。資産公開して市民の理解を」等の意見がだされました。定数半減については、「民主政治を守るために議員定数の半減に反対しましょう」のアピールを出された水田洋名古屋大学名誉教授が、「毎日、賛同署名がファックスで来る」と発言し、さらに運動を呼びかけました。