日本共産党名古屋市議会議員団Webサイト
2009年5月19日発行

本丸御殿復元で6月14日に市が討論会
討論者・聴講者に積極的に応募しましょう

5月18日、河村市長は「たかし市長の本丸御殿本音トーク(仮称)」の開催を発表しました。党市議団は「凍結」を主張しています。3月の「中日」世論調査でも「一時凍結」41.5%、「反対・中止」が19.2%で合わせると60%にもなり、「賛成」31.1%の倍近くでした。市議団は「本音トーク」をこのような市民の復元事業見直しを求める声に応えるものとなるように、市民の皆さんに積極的に応募することを呼びかけるものです。

「たかし市長の本丸御殿本音トーク(仮称)」

日時 6月14日(日)午後2時〜4時
2時 開会 2時5分 資料説明
2時半 討論(司会:市長) 4時半 閉会予定
適宜、聴講者からも意見を聞く
アドバイザー 麓和善氏
(名工大大学院教授、特別史跡名古屋城跡全体整備検討委員会委員・建造物部会長)
会場 名古屋市公館 1階レセプションホール
(中区三の丸三丁目2番5号)

◆討論者の募集

申し込み 封書で申し込み。賛成・反対の各5名程度
応募方法 本丸御殿復元事業について「1計画通り続ける」「2修正して継続」「3一時中断」「4中止」の4つのうちから1つを選んで、(1)意見(論点や理由を明確にして800字程度・様式不問)(2)住所・〒番号(3)氏名(ふりがな)(4)電話番号を明記の上、郵送で応募
論点 (例示) (1)復元される本丸御殿の文化的価値(2)復元経費のうち市民の負担は多いか(3)この時期に復元することがよいか(4)中断・中止した場合の違約金・寄付金について(5)焼失を免れた障壁画(重要文化財指定)の扱い など
応募先 名古屋市市民経済局名古屋城整備室
(〒460-8508 住所記入不要)
応募締め切り 6月1日(月)必着
採否の連絡 氏名等を伏せたうえ市長自らが討論者を決定し、採否については全員に連絡します。なお、出演謝礼、交通費等の支給はありません。

◆聴講者の募集

申し込み 往復はがきでの申し込み 定員150名
応募方法 往復はがきに(1)住所・〒番号(2)氏名(ふりがな)(3)電話番号を記入し、返信宛先を明記して郵送で応募
応募先 名古屋市市民経済局名古屋城整備室
(〒460-8508 住所記入不要)
応募締め切り 6月8日(月)必着 多数の時、抽選

 

市議団のこれまでの論戦から

今、市民の生活に目をやるべき

08年11月議会 復元工事契約の質疑 かとう典子議員

本丸御殿復元の市民の声
08年5月22日、市議団は徳山ダム・導水路を視察
「凍結」「反対」が6割

名古屋城本丸御殿復元工事は、入札予定価格は123億4千万円で、10月3日に間組JVが109億7千万円で落札しました。しかし、10年の長期にわたり巨額の支出をしてもよいのか、今一度考えるときではないかと思います。

今、市民生活に目をやるべきではありませんか。市民の暮らしは、定率減税の廃止、国民健康保険料や介護保険料などの負担増、物価の値上げなどの上に、さらに、アメリカの金融危機の影響をうけ、かつてないほど厳しくなっています。こんな時だからこそ、予定を変えてでも、市民生活を守る緊急対策が求められます。たとえば、家計で考えるなら、家計が厳しければ、高い買い物は控えるのではありませんか。市民の生活が厳しい今「なぜこんな時に本丸御殿」と、税金の使い方に対する批判も少なくありません。もっと市民生活に目をやるべきではありませんか。