日本共産党名古屋市議会議員団Webサイト
2007年5月11日発行

「ネットカフェ難民」など深刻な青年の雇用問題
民青同盟と党市議団が懇談


民青同盟の青年たちと懇談する党市議団

「ワーキングプア」「ネットカフェ難民」など青年の中での格差と貧困のひろがりが深刻となっています。党市議団は10日、民青同盟の青年らと青年の雇用問題について懇談を行いました。

懇談に参加したのは、民青同盟愛知県委員会の常任委員会のメンバーと、日本共産党愛知県委員会の青年学生部です。市議団からは、全議員と事務局員が参加しました。

懇談にあたって、わしの団長は「党市議団は、これまでも青年の雇用問題について本会議などで取り上げてきたが、これからも市政の重要問題として位置づけていきたい。青年のリアルな実態を教えてほしい」とあいさつをしました。

民青同盟の串田委員長からは「サービス残業など青年の無権利な働き方は深刻だが、それが規制緩和など政治の責任だと考えている人は少ない。市としても実態調査や労働者の権利を知らせる活動、企業への指導などを行うべきだ」と発言がありました。また、「ネットカフェ」を宿泊所代わりに利用する青年たちからのアンケート結果についての報告を受けました。低賃金でで住む所がないという人だけでなく、「早朝からの仕事なので、ここで寝泊りしている」「終電がなくなればいつもネットカフェ」など、働き方の問題も大きな要因となっていることが明らかになりました。

懇談では「青年の雇用問題の相談窓口をつくってほしい」「名古屋市も『若年者就労支援事業』などを始めているが、深刻な青年の生の声を行政に届けることが大切。市議団としてもネットカフェの実態などをつかんで行きたい」などの意見がだされました。

今後は、民青同盟として名古屋市などに申し入れ・懇談を行っていくとのことです。

 

ジェットコースター事故をうけ
名古屋港シートレインランドを緊急視察

名港水族館北の名古屋港シートレインランド(港区西倉町)は、ジェットコースターの死傷事故を起こしたエキスポランドと同じ泉陽興業(山田三郎会長、本社=大阪市)の直営です。

日本共産党のさとう典生、山口清明の両議員は5月11日(金)、同ランドを訪問し、安全管理等の視察・調査を行いました。同ランドの乗り物はファミリー向け中心で、「絶叫マシン」はありません。

「事故後の点検等はどうか」との問いに、対応した宮上賢治同ランド営業所副所長は、「建築基準法に基づく点検は例年8月に行い報告している。飛行塔のクサリは昨年、解体点検した。大観覧車の車軸は昨年交換した。エキスポランドの事故後、遊具の動作中に異音などに注意するようにとの指示があった」と答えました。両議員は引き続き安全最優先で運行するように要請しました。

ジェットコースター事故で泉陽興業は、同社会長の山田三郎氏が会長の全日本遊園施設協会の安全管理マニュアルすら守っていませんでした。また自民党へ政治献金し、全国で官民一体のレジャー開発を進めてきました。