日本共産党名古屋市議会議員団Webサイト
2005年11月18日発行

名古屋港管理組合議会(11月16日)わしの恵子市議が一般質問

日本最大規模のアスベスト輸入港=名古屋港
荷役従事者などの不安にこたえよ

名古屋港管理組合議会11月定例会で日本共産党のわしの恵子市議が一般質問を行い、名古屋港でのアスベスト対策や港湾施設の過剰投資問題などについて管理者(名古屋市長)をただしました。

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1965年以来、名港に75万トンを輸入

わしの恵子市議わしの議員は、アスベスト問題について、名港管理組合の管理する155施設のうちこれまでに明らかになった7施設などのアスベストの除去を求めるとともに、1965年以来名古屋港でのアスベスト輸入量累計は75万9113トン、ピークの79年には37376トンもあったことを明らかにし、危険性に対する認識も甘かった時代での荷役作業者などへの対応を求めました。 当局は、「港湾会館などに断熱材や耐火被覆材としてアスベスト含有吹き付け材が使用されているが、粉塵濃度の測定結果は安全であり、状態を見守る」「労働者の健康管理は事業主の責任」とこたえました。わしの議員は「認識が甘すぎる。危険なものは直ちに除去すべきだ。港湾労働者の健康管理に対しても無責任」と厳しく批判しました。

大水深バースは過剰投資 3つで860億円

先日、飛島埠頭の第1バース(水深16m)が完成し12月から新コンテナターミナルが稼動します。名古屋港はスーパー中枢港湾指定のため、860億円で大水深バースを3つもつくる計画です。名古屋港の実態は、大水深バースを必要とする欧米航路の巨大コンテナ船より中国航路などのコンテナ船の利用が中心です。

わしの議員は「これまでのコンテナターミナルから新ターミナルへ移行するだけで、航路浚渫などの経費増など財政への影響も大きい」と指摘しました。当局は「既存ターミナルからの移行で週5隻の利用を見込み、6万トン以上は週2隻」と答えました。

指定管理者制度の問題点をただす

名古屋港水族館やポートビルなどを指定管理者制度と利用料金制にすることに対し、わしの議員は、コスト削減ばかりが重視され、過重労働や低賃金化など労働条件の悪化などの懸念を指摘しました。

完成した第1バース(東半分)の地図

名古屋港管理組合

港湾行政の拠点として昭和26年(1951年)に愛知県と名古屋市を母体として設立された特別地方公共団体。

港湾の開発・運営から将来計画の策定、船舶に対する諸サービスなどの業務を行う。

議決機関である議会(愛知県議会と名古屋市会から各15名の計30人)をもち、職員数は約650人。港湾開発の企画立案を担当する企画調整室、人事や財政管理を行う総務部、港湾施設や各種サービスを提供する港営部、港湾施設の調査・設計・施工を担当する建設部と、大きく4つの部門に分かれている。