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2005年7月9日発行

続報 6月定例会 財政教育委員会

市営施設の使用料・入場料値上げ市民犠牲

 65歳以上の高齢者は入場料が有料

東山動植物園やプールの入場料や生涯学習センターなどの会議室使用料などのあり方について、財政局は「基準素案」を発表しました。基本的な考えは下表のように、受益者負担の強化がはかられ、現在65歳以上の高齢者は、無料から有料となり、大人料金の半額に値上げとなります。9月議会に値上げの条例改悪案が出される予定です。

 公の施設にかかる使用料の設定基準素案

(1)独立採算を前提とする施設(受益者負担率100%)

産業振興施設(中小企業振興会館、国際展示場)、駐車場(久屋・大須・古沢公園駐車場)、公設市場(15カ所)、みどりが丘公園(墓地使用料)

(2)会議室等(受益者負担率100%。施設設置本来の目的利用は一部公費負担)

高年大学鯱城学園、高齢者就業センター、総合社会福祉会館、女性会館、生涯学習センター(19館)、楠学習センター、短歌会館、東山荘、地区会館(5カ所)、国際センター、市政資料館、男女平等参画推進センター、ボランティア・NPOセンター

(3)その他施設の受益者負担率案







利用者30% 利用者70%
公園施設(テニスコート)、東山公園テニスセンター総合体育館(温水プール等)、瑞穂運動場(テニスコート、プール、トレーニング)、スポーツセンター(プール、トレーニングルーム)、名城庭球場、黒川スポーツトレーニングセンター、上社レクリエーションルーム、温水プール、志段味スポーツランド(プールル、テニスコート等)、市民御岳休暇村、国際会議場、サンビーチ日光川、ユース・ホステル、東山公園展望塔、名古屋城、栄バススターミナル
利用者100%
利用者20%
斎場
利用者50%
霊園(八事、愛宕)、みどりが丘公園(管理料)、白鳥庭園、ランの館、徳川園、公園施設(テニスコート以外)、東山動植物園、宿泊青年の家、総合体育館(競技用施設、アリーナ)、瑞穂運動場(テニスコート・プール・トレーニング以外)、スポーツセンター(アリーナ等)、市体育館、港サッカー場、冷水プール、志段味スポーツランド(競技場、野球場)、博物館、科学館、美術館、蓬左文庫、秀吉清正記念館、能楽堂、旧川上貞奴邸、公会堂、市民会館、芸術創造センター、青少年文化センター、文化小劇場、市民ギャラリー、演劇練習館、音楽プラザ、東谷山フルーツパーク、農業文化園
利用者70%
利用者0%
コミュニティセンター、文化センター、港防災センター
利用者0% 利用者0%
  大←公的関与→小

 

減額・免除等の取り扱い
小中学生 無料、スポーツ・レクリエーション施設に限り大人料金の2分1
乳幼児 無料
敬老手帳所持者 大人料金の2分の1
身体障害者手帳等所持者 無料

 

今後のスケジュール
05年7月 公の施設にかかる使用料の設定基準素案にもとづくパブリックコメント
8月 公の施設にかかる使用料の設定基準作成
基準にもとづき個々の施設の使用料の検討
9月 必要に応じ個別施設の使用料にかかる条例を提案予定
06年4月 改正条例の施行予定