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2005年5月18日発行

健康福祉委員会(5月17日)山口清明議員

生活保護の老齢・母子加算廃止の請願
打ち切り

「生活保護の老齢加算・母子加算の廃止をしない旨の意見書を国へ」の請願が、「加算なしでも高齢者はじゅうぶん暮らせると国が言っている」「すでに実施している」と「審議打ち切り」になりました。 山口議員は「異議」を唱え「老齢加算がなくなると、生活費は1割も削減だ。食べるのもぎりぎりで文化的な生活ができず、閉じこもり老人をふやすだけだ。生活実態をよく見なさい。今からでも国に意見書を」と採択を求めました。

障害児保育の枠拡大は急務

障害児保育の受け入れは公立保育園1園で3人までです。山口議員の質問で、現在、障害児保育を行っている122園のうち、3人未満は19園。このうち障害児2人が17園、1人が2園なので、入れる枠はあと21人であることがわかりました。山口議員は、「発達障害児など概念も広がっているし、障害児をもつ家庭の家計はたいへんだ。受け入れ枠の拡大を」と主張しました。

学童保育の土曜午前への補助を

山口議員は「国の土日開設加算は全国の80%を超える自治体で実施ずみなので廃止され、他の補助金と統合された。国は実施が当然と思っている。土曜日午前の補助は名古屋市もぜひ実施を」とせまりました。他会派からも実現を求める声がありました

守山市民病院請願は保留

山口議員は、市立病院再編後は守山区で救急病院がなくなる問題で、救急医療の手薄な守山区で日常から救急対応の充実を行い、地域の信頼を得ることこそ経営改善の道だと力説し、採択を求めました。

健康福祉委員会での請願名
(請願者)
請願項目 結果
子どもたちが健やかに育つために北区に延長保育実施園をふやす(北区住民) 2.神苑建設か増築で待機児童解消を行う 保留
働きながら安心して子供を産み育てられるように保育の公的責任の堅持と保育施策の拡充を求める(愛知保育団体連絡協議会)

1.営利企業の参入を認めない
2.(1)認可保育所の損増設を
(2)延長、夜間、一時、病児、休日、年末年始の保育拡充を
(4)耐震診断を早急に行い。改修を
(5)障害児特別保育事業を市独自に拡充を

保留
苗代学区に就学まで入所できる保育園の設置を求める
(名古屋市立苗代保育園父母の会)
苗代学区に0歳から就学まで入所できる保育園を 保留
学童保育に関する請願(市学童保育連絡協議会) 1. 2005年度予算で助成対象を小学校4・5・6年生まで拡大し、障害児は早急に実施する。
2 .2005年度予算で土曜日も午前中から補助する
保留
保育園における休日保育の制度化を求める(かわらまち夜間保育園) 保育園における休日保育を制度化すること 保留
公的保育制度の堅持・待機児童の解消を求める(天白保育団体連絡協議会) 1.(1)国の規制緩和に対して現行制度守る立場表明
(2)営利企業参入を認めない
3.(1)学童保育を6年生までひろげる
(2)土曜日午前への補助金を
4.(1)延長保育実施園をふやす
(2)病児・病後児保育の制度化
(3)一時保育実施園をふやす
4.(1)は趣旨実現で打ち切り、他は保留
保育所生活が可能な障害乳幼児の保育所入所枠の拡大を求める(名古屋市公立保育園父母の会障害児部会) 2.受け入れ可能な保育所は障害児3人枠の拡大を 保留
働きながら安心して子供を産み育てられるよう保育の公的責任の堅持と保育・学童保育施設の拡充を求める(愛知保育団体連絡協議会) 1.(4)民間社会福祉施設運営費補給金制度の継続・拡充 趣旨実現打ち切り
妊産婦検診の無料回数を今より増やすことを求める(新婦人・愛知県本部) 妊産婦検診の無料回数を今より増やす 保留
生活保護基準の引き下げ等の注視を求める意見書提出(愛知県生活と健康を守る会連合会) 老齢・母子加算の廃止をしないこと 打ち切り
守山市民病院の整備を求める請願(地域医療を考え守山市民病院を守る会) 守山市民病院を今後とも災害医療活動拠点と位置づけ、必要な整備を行い充実させる
保留