健康福祉委員会（3月7〜11日）山口きよあき議員

新型特養老人ホームの申し込みで救済措置を求める
生活保護受給者は入れない！

4月にオープンする市内の特別養護老人ホーム（小規模生活単位型特別養護老人ホーム＝個室型）の募集案内には、「居住費の負担が必要になるため、生活保護受給中の方は申し込みできません」とあります。民間とはいえ、社会福祉法人が運営する施設までもが…。

厚労省は、生活保護受給者について「当面は従来型の施設が大半なのでそちらで対応する。新型特養ホームは居住費負担があるので当面、受給者は認めない」としています。

山口議員は、「市当局の資料には、介護保険料第1段階の低所得者の利用料金も書かれている。第1段階の8割が保護受給者だ。保険料を払わせておいて利用させないのは保険制度に反する。おかしいと思わないか」と厳しくただしました。健康福祉局は、「受給者に居住費をかぶせる国の方針は、どうかと思う」と答弁しました。

山口議員は「生活保護の住宅扶助費を適用し、市として救済措置を検討すべきである」と強く求めました。

4月新設の新型特別養護老人ホームの利用者負担

※05年4月から9月まで（単位：万円） 介護保険料段階 1割負担 要介護5 居住費 食費 計 第1段階 1.5 3.4〜3.9 1.0 5.9〜6.4 第2段階 2.5 4.4〜4.9 1.5 8.4〜8.9 第3段階 第4段階 第5段階 3.1 5.4〜5.9 2.3 10.8〜11.3

※05年10月からの利用者負担（単位：万円） 介護保険料段階 1割負担 要介護5 居住費 食費 計 第1段階 1.5 2.5 1.0 5.0 第2段階 （旧第2) 1.5 2.5 1.2 5.2 第3段階 （旧第2) 2.5 5.0 2.0 9.5 第4段階 第5段階 第6段階 2.6 6.0 4.8 13.4

60歳の歯科検診県内最高の料金を無料にせよ

歯周疾患検診の
自己負担金

４０歳	なごやか検診で無料
５０歳	なごやか検診で無料
６０歳	１３００円（県内最高）
７０歳	国の基準で無料

来年度予算案では、市民の歯周疾患検診が国の老人保健事業実施要領が改正されたことに伴い、40歳、50歳の検診に加え、新たに60歳、70歳を対象となります。しかし、60歳だけ助成がなく、国の基準通り個人負担1300円が必要になります。

山口議員は、「受診対象年齢の拡大は歓迎するが、無料にすべきでないか」と迫りました。1300円の検診料の合計は、わずか200万円の収入にしかなりません。「豊橋市はじめ43市町村では自己負担ない。安城市500円、尾張旭市560円、東海市700円となっており、岡崎市は1050円だが国保加入者は無料となっている。市として独自に手だてをとり無料にすべきだ」と追及しました。