日本共産党名古屋市議会議員団Webサイト
2009年8月6日発行

8月5日 経済水道委員会 山口清明議員、さとう典生議員

請願審査
市民に親しまれている短歌会館の存続を

短歌会館は2年延長して検討

今年度末に廃止が予定されている短歌会館の存続を求める請願について、さとう典生議員は「利用率が高く市民に親しまれている施設だ。存続を」と採択を求めました。当局は「老朽化しており、建て替えには2億5千万円必要で廃止はやむを得ないが、利用者が活動拠点を移すのに時間がかかる。寄贈者の歌人の遺志を受け継ぐことも大切であり、2年間延長して検討する」との考えを明らかにしました。(請願は保留)

「子育てサークル無料の所も」と情報提供を

子育てサークルがコミセンを利用する際の負担をなくすことを求める請願について、当局は「各コミセンごとに指定管理者が利用方法を決めており、一律に子育てサークルだけを無料にはできない」と説明。さとう議員が「子育て支援として子ども青少年局と調整して無料に」と迫ると、「コミセンによっては、無料のところもある」と答弁。さとう議員は「ならば指定管理者の学区連協にそういう情報を示すべきだ」として採択を求めました。請願は民・自・公の反対で不採択となりました。

教育子ども委員会(2009年5月11日)での請願審査の結果 <新規分>

  請願名(請願者) 請願内容 結果 各会派の態度
平成20年
請願第25号
短歌会館の存続を求める請願(新婦人中支部) 短歌会館を存続させること 保留
平成20年
請願第29号
名古屋市民御岳休暇村の存続を求める請願(港区住民) 御岳休暇村を存続させること。市民ニーズの変化に伴い大規模改修をすること。 保留
平成21年
請願第2号
子育て支援に関わる公の施設利用に関する請願(新婦人県本部) 子育てサークルがコミセンを利用するとき利用協力金を無料にし、優先的に借りられるなどの配慮をすること 不採択

○:採択 ●:不採択 共:日本共産党 民:民主党 自:自民党 公:公明党

 

高校入学準備金貸付制度
貸与者数を倍の160人に拡充
日本共産党の提案で失業等による所得要件緩和も実現

経済的理由により高校へ進学することが困難な方を支援するために、高校入学時に必要な費用を貸し付ける「高校入学準備金貸付制度」の貸与者数が、先の6月議会の補正予算で80人から倍の160人に拡充され、この度、要綱が発表されました。

6月議会では、日本共産党のくれまつ順子議員が、貸与者数の拡充だけでなく、所得要件についても、失業などの所得激減に際しては前年所得ではなくその時点の所得で判定できるように見直すことを提案し、当局も検討を約束していました。今回発表された要綱では、くれまつ議員の提案通り所得要件が見直されています。

申請は、9月1日〜9月30日の間に学校を通じて行います。