日本共産党名古屋市議会議員団Webサイト
2009年2月12日発行

名古屋市が2009年度予算案を発表
雇用破壊と景気悪化への対策を示さず負担増押しつけ
日本共産党名古屋市会議員団が談話

2月12日、一般会計など総額2兆5900億円余の名古屋市2009年度予算案の概要が発表されました。日本共産党名古屋市議団は同日、予算案に対する田口一登政審委員長の談話を発表しました。

雇用・景気悪化から市民生活を守る
予算へ組み替えを(談話)

一、経済危機を理由にした大企業による「派遣切り」などの大量解雇・雇い止めによって、名古屋市には職と住まいを失った労働者が殺到し、中小企業・業者は仕事の減少や資金繰りに苦しむなど、市民の暮らしは厳しさを増している。ところが、本日、名古屋市が発表した2009年度予算案は、雇用破壊と景気悪化から市民の命と暮らしを守る実効性のある対策は示さないまま、国のいいなりに、市民への負担増と「民営化」など市民犠牲の「行革」路線を継続するという、市民に冷たい予算案となっている。

一、一方で、予算案には、妊婦無料検診の14回への拡大、介護保険料の引き下げ、福祉・介護職場における人材確保のための助成制度、輸入食品の検査体制の強化などが盛り込まれたことは前進であり、市民の運動の成果である。

一、喫緊の課題である雇用・景気対策では、生活保護費は増額されるものの、国の交付金にもとづく緊急雇用創出事業は、年収300万円と仮定しても260人分の予算しかなく、中小企業・業者への仕事確保と雇用維持のための支援策もない。一方で、国民健康保険料や市営住宅家賃の値上げ、定時制高校給食費の自己負担引き上げなどが予定されており、市民生活の悪化に拍車をかけるものとなっている。さらに、千種台保育園と山田保育園の民営化、振甫・大井・天白プールの廃止、税務事務の集約化など自治体リストラと民間開放をいっそう進めようとしているが、これは、「住民の福祉の増進」という地方自治体の役割を投げ捨てるものである。

一、予算案は、税収減などで「極めて厳しい財政状況」といいながら、名古屋城本丸御殿の復元工事、徳山ダムからの導水路建設など、不要不急の大型プロジェクトをいっそう推進するものとなっている。わが党は、大型プロジェクトを見直して、市民生活を守る予算へ抜本的な組み替えを実現するために全力を尽くすものである。

以上

2009年度名古屋市予算の概要

予算草案
PDF A4 88ページ 1869KB
参考資料
PDF A4 44ページ 1009KB
新規施策
PDF A4 104ページ 2171KB

歳入歳出予算の規模
(単位:億円,%)

会計名 2009年度
予定額
2008年度
予算額
差引
増△減
対前年比
一般会計 9,908 9,837 70 0.7
特別会計 11,250 11,719 △469 △4.0
公営企業会計 4,801 4,949 △147 △3.0
  病院関係 339 308 30 10.0
水道関係 827 984 △157 △16.0
下水道関係 1,578 1,565 13 0.9
交通関係 2,056 2,090 △34 △1.6
合計 25,960 26,506 △546 △2.1

使用料などの値上げ(一部)

放課後子どもプランモデル事業利用料(新設)
・延長時間帯登録児童 月額 5,000円
・延長時間帯一時利用児童 1回 800円(いずれもおやつ代含む)
トワイライトスクール時間延長経過措置利用料(新設)
時間延長モデル事業廃止に伴う経過措置利用料 月額 1,000円
文化のみち橦木館使用料(新設)
観覧料 大人200円 中学生以下 無料
貸室使用料 洋室午前300円 など
住宅使用料
公営住宅法施行例改正に伴う改定 平均改定率0.6%

国保保険料は08年度の医療給付費増等により09年度に年平均5,200円の値上げが予定されています。