日本共産党名古屋市議会議員団Webサイト
2008年6月3日発行

日本共産党は政務調査費領収書を全面公開

6月2日、07年度の政務調査費収支報告が公表されました。

日本共産党名古屋市議団の07年度政務調査費の概要は、交付額5,335万円に対して支出4,089万円余であり交付額の76%を活用し、1,247万円余を返還しました。なお返還分のうち485万円は、わが党が政務調査費を毎月一人55万円から50万円に下げるべきだとの主張に基づいて返還を予定したものです。

議員団の政務調査活動としては、市立病院への地方公営企業法全部適用、動物園の再生、自転車駐車場対策、学童保育、バイオマスタウン構想などに関する他都市への視察調査を実施し、都市再生などのシンポジウムにも積極的に参加してきました。市政懇談会を議会毎に開催し、市政報告とともに市民の声を聞き、市議団ニュースを発行して団の政策や市政の諸問題を市民に紹介してきました。

透明性確保は1円から公開してこそ

07年度の党市議団の支出件数は424件で、「1万円以上」は202件でした。来年度から公開の対象になる「1万円以上」は金額面では支出総額の99%をしめますが、件数では支出総数の半数にもなりません。こうしたわが党の状況から見ても、「1万円以上の公開によって、使途の透明性が確保された」とは言えず、「1円以上」の全面公開にただちに踏み切るべきです。

自主公開している日本共産党の領収書は、日本共産党市議団控室で閲覧できますので、希望者は日本共産党市議団事務局へ連絡下さい。

政務調査費(日本共産党)

(収入の部) 科目 収入額(円)  
政務調査費 53,350,000  
利息 23,239  
合計 53,373,239  
(支出の部) 科目 決算額(円) 摘要
調査費 588,869 他都市への視察として横浜市(市立病院地方公営企業法全部適用、保育民営化)、大阪市・広島市(政務調査費)、大阪市(天王寺動物園と自転車駐車場)、さいたま市(学童保育)、上越市(バイオマスタウン)、富山市(ライトレール)。情報収集に必要な会への参加として、全国保育問題研究集会、社会福祉研究交流集会、都市再生特別措置法シンポジウム、地方自治体と子ども施策全国自治体シンポジウムなど。名古屋港視察、ワンダーシティー、住友電工跡地視察などの調査活動に伴う交通費など
研修費 279,900 東海自治体学校参加費、夏季議員研修会参加費、市区町村議会議員研修会など
会議費 124,735 団会議、市政懇談会、市政報告会、国民保護計画学習会などの会場費
資料作成費 2,003,400 予算要求書、予算組み替え案、市政資料、写真のDPE代など
資料購入費 932,934 各種新聞、「官庁速報」、「介護保険法令集」、「地方自治関係実務」、「社会福祉六法」、「介護保険情報」、「六法全書」など
広報費 16,184,022 「市議団ニュース」(10回)発行、市議団ホームページ作成・更新など
事務費 1,901,522 電話使用料、コピー機のリース料、パソコンリース料、コピー用紙、文具など
人件費 18,882,676 事務局員(4人)の給料および社会保険料・労働保険料など事業主負担分
合計 40,898,058  
(収入支出差引残額) 12,475,181 ※残額は市長に返還しました。

 

COP10をふさわしいものにするため全力

5月31日、わしの恵子団長が談話を発表しました。

日本共産党名古屋市議団は、2010年生物多様性条約第10回締約国会議の名古屋市開催を歓迎します。

市のごみ処分場として埋め立てられようとした藤前干潟、住宅地開発で破壊されようとした海上の森を保全してきました。これは、市民のみなさん、世界の人々と日本共産党との共同が大きな力になりました。

今会議に多様な生物保全という条約の理念が貫徹されるように、また、本市の温暖化防止や大気汚染対策などの環境施策が開催地にふさわしいものになるように議員団として力を尽くすものです。