日本共産党名古屋市議会議員団Webサイト
2008年1月28日発行

1月25日 総務環境委員会 梅原紀美子議員

「市役所の裏金」問題
市長は市民に心から謝罪し、責任もった解決を

1月24日に「不適正な会計処理による現金等の保管」いわゆる「裏金」についての外部調査委員会の緊急提言があり、25日の総務環境委員会で報告されました。

再発防止に関する緊急提言は、内部統制が機能していなかった責任を問い、現場を重視し、予算執行管理を厳正に行い、透明性と説明責任の確保の視点から、研修の充実や管理職の役割などの意識改革と、区長権限の強化や弾力的な予算執行、内部通報制度の改善などの行政の仕組みの改革を防止策として示しました。

梅原紀美子議員は、「なぜ次々と明るみになるのか。市民から見れば、とんでもないこと。背景をどう考えているのか」とただしました。市は「問題意識が希薄だった。指導不足を反省している。何度も何度も聴いてやっと最大限これ以上はないと思われるところまで明らかにした」と説明しました。

梅原議員は「市長は年頭所感でも反省の弁を述べているが、市民にまず陳謝し、根本の解明と対策を行い、責任をもった解決をすべきだ」と厳しく指摘しました。

 

1月25日 財政福祉委員会 わしの恵子議員

「宅老所の運営に助成を」の請願
「運営は住民の手で」と 民・公・自が不採択に

介護・介助が必要だったり、一人暮らしの高齢者や高齢者世帯が増えるなか、高齢になっても閉じこもりにならず、安心して暮らしていけるように宅老所、いきいきサロンがNPOや住民の手によって運営されています。この運営に助成を求める請願に、「運営は住民の手で行うべきだ」として与党議員が反対しました。

宅老所は05年3月の65カ所から07年3月の131カ所へと、3年間で2倍に増加しています。わしの議員は、「宅老所は地域が必要としている施設です」と請願の採択を強く求めました。

市は、「宅老所の開設において湯飲みやラジカセなどの備品購入に上限5万円の補助はあるが、運営の補助はない。16区中、8区の社会福祉協議会が子育てサロンを含めて、若干の助成をしている」と答弁しました。

与党議員からは「助成を前向きに検討するべきだ」等の発言も出されましたが、採決で不採択にしてしまいました。

火葬場建設は住民の納得を得よ(陳情審査)

港区の火葬場建設について、わしの議員は「住民の理解を得てすすめよと、7割以上の地元住民が要求している。ごり押しはするべきでない」と、主張しました。しは、「今後も説明するが、全住民の賛同は困難」などと答えました。

◆財政福祉委員会(2008年1月25日)での請願・陳情審査の結果

請願・陳情名(請願・陳情者) 請願・陳情項目 結果 各会派の態度
無認可宅老所・サロンの運営充実に関する請願(南区にミニデイサービスをつくる会) 無認可の宅老所・サロン等に助成を 不採択
港区東茶屋の火葬場建設に伴う住民説明会の約束の実行に関する陳情(茶屋町内会) 火葬場建設は、約束どおり地元住民の理解を得て行い、得られない場合は計画を見直す 聞き置く  
ハート・プラスマークの駐車場を求める陳情(NPO名古屋市腎友会) 1 公共の車椅子マークの駐車スペースにハート・プラスマークを表示・または掲示する
2 ハート・プラスマークの駐車場を市役所、区役所、支所に設ける
聞き置く  

○=賛成 ●=反対
共:日本共産党 民:民主党 自:自民党 公:公明党 名:名古屋市会自民党