2010年11月定例会 
職員の給与引き下げに反対する討論(11月30日)
景気を冷え込ませる異常で大幅な職員給与の引き下げは許されない
江上博之議員

職員の給与に関する条例の一部改正についての反対討論


江上博之議員

内需拡大に逆行、経済を冷え込ます

【江上議員】
理由の第一は、2年連続で、一般職の給与引き下げで年間合計約56万円、1か月分以上の給与引き下げで、ますます景気低迷に拍車をかけるからです。

委員会の論議では、政令市で最大の引き下げで、民間給与が、この地域では厳しかったことを示していると人事委員会は答弁しています。2年連続で民間給与がこの地域で際立って低いことに対し、市長として、景気回復、暮らしを守る施策を進めることができなかった責任があります。ところが、市長は、私の質問の答弁で、「民間企業は、ものすごい競争の中で、安月給で賄い、雇用も守られない境遇だから、公務員の皆さんにも大変申し訳ないが、一肌脱いでもらいたい」というだけで、景気回復できていないことに反省もありません。

2010年各都市の勧告内
都市名 官民較差 民間給与
金額(円) 率(%)
札幌市 155 0.04 384,533円
仙台市 -568 ▲ 0.14 399,567円
千葉市 -635 ▲ 0.15 415,690円
さいたま市 -1,179 ▲ 0.28 412,537円
川崎市 -706 ▲ 0.17 404,279円
横浜市 -3,262 ▲ 0.80 404,976円
相模原市 -4,620 ▲ 1.12 408,970円
新潟市 -528 ▲ 0.15 361,531円
静岡市 -4,832 ▲ 1.19 400,861円
浜松市 -871 ▲ 0.23 373,826円
名古屋市 -9,604 ▲ 2.35 398,632円
京都市 -110 ▲ 0.03 408,299円
大阪市 -1,486 ▲ 0.35 423,609円
堺市 -1,119 ▲ 0.28 398,476円
神戸市 -203 ▲ 0.05 434,042円
岡山市 368 0.09 401,450円
広島市 -749 ▲ 0.17 428,675円
北九州市 -904 ▲ 0.21 420,789円
福岡市 -1,463 ▲ 0.34 424,127円
愛知県 3,181 0.78 411,937円
-757 ▲ 0.19 394,909円

私は、大企業がこの1年だけでも11兆円増やしている内部留保金を取り崩して、賃金や中小企業の仕事単価を上げるよう大企業に社会的責任を求めることを提案しましたが、市長は、「自由経済なので、できない」と答弁しました。自由経済でもルールある経済は当然です。市長は、職員には一肌脱いでもらいたいと言いながら、なぜ、大企業に一肌脱いでもらいたい、社会的責任を求める、といえないのでしょうか。

景気回復のためには、大企業にモノを言う政治を市長も進めることです。

内需拡大に逆行、経済を冷え込ます

第二は、5月臨時会で、人事委員会勧告を無視した絵与削減を行いましたが、それを上回る削減で、結局、勧告を無視した行為を追認することになるからです。

市民税10%減税は、市長マニフェストに反して、金持ち・大企業減税で、財源を福祉・市民サービス削減で行っています。結局、金持ち・大企業減税のために、一般職給与を引き下げることになります。

内需拡大に逆行、経済を冷え込ます

第三は、人事委員会の答弁でも、民間で、公務員給与を参考にしているところがあることを認めているのに、市長は、公務員給与が下がると民間の給与も下がる事実を認めようとしないことです。その悪循環を断ち切る姿勢が必要ではありませんか。

一般職の給与引き下げをやめ、士気を高め、市民サービス向上となるよう求め討論を終わります。

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