2010年2月定例会 議員提出議案への賛成討論(3月19日)
うめはら紀美子議員

(議会基本条例を共同で提案)日本一開かれた議会をめざします


うめはら議員

多様な市民の意見を反映させる議会へ

【梅原議員】
私たちの町名古屋を住みよい名古屋にするためには、市民1人1人が力を合わせなければなりません。議会は、その市民の代表として、多様な市民の意見を反映させ、市民の目線で議論する場です。

しかしいま「市議会は市民の期待に応えているのか」、とのきびしい声も寄せられています。「市民の代表として活発に論議しているのか」「議会活動を市民にきちんと知らせているか」「議員の地位を特権的身分と勘違いしてないか」などの声です。

市民の批判を真摯に受け止めて検討

【梅原議員】
私たち議員は、このような市民からの批判を真摯に受け止め、憲法にもとづく市議会と市長との関係を踏まえ、議会活動の基本を定める条例を練り上げてきました。

条例案の、第一条(目的)にあるように、「市民に身近な」日本一開かれた議会、市民にとっては「存在感のある」政策提言のできる議会をめざしているのが特徴だと考えます。

また、政務調査費については、領収書の「一円からの」「全面」公開、活動成果の市民への報告を明記するなど、パブリックヒアリングで出された市民の意見を取り入れたことは評価できます。

市民との対話をさらに進めた議会を

【梅原議員】
この条例制定を第一歩として、今後も、市民とともに議会改革を進め、各区での報告会を開くなど、市民との対話をさらに進めた議会をつくりあげてまいりたいと考えます。

なお、新聞報道によれば「議会基本条例」にかかわり、市長は議員の定数・報酬半減案に対し、「議会が具体的な数値を出していない」と発言されておられるようです。

定数や報酬の具体化は市長が押し付けるものではない

【梅原議員】
定数や報酬の具体的な在り方は、「議会基本条例」の趣旨にのっとり、議会が市民の声を十分聞きながら自主的に検討していくことが重要であると考えます。

このため、定数や報酬の具体的な数値は、当事者である議会が自主的に決定すべきことであり、市長から押し付けられるべきものではありません。

市民参加の審議会で検討すべき

【梅原議員】
わが党は、報酬については引き下げを正面から検討すべきだと考えております。その決め方は、市長の押し付けでもなく、いわゆる議会の「お手盛り」でもなく、市民参加の審議会で検討すべきである、と申し上げて本条例案の賛成討論とします。

議会基本条例 制定研究会の委員
・吉田隆一(議長)
・伊神邦彦(副議長)
・渡辺房一(議運理事・民)
・前田有一(議運理事・自)
・こんばのぶお(議運理事・公)
・江上博之(議運理事・共)
・吉田伸五(民主)
・服部将也(民主)
・桜井治幸(自民)
・ふじた和秀(自民)
・加藤武夫(公明)
・小林祥子(公明)
・わしの恵子(共産)
・山口清明(共産)
【議会基本条例制定研究会の経過】
12月3日 研究会の設置と基調講演
12月15日 研究課題の現状と基調講演
1月5日 会期等の見直し、費用弁償他
1月19日 議会の役割、定数等
2月2日 .(会議の運営原則等
2月16日 議論のまとめ(座長案)
2月22日 勉強会(東京財団研究員他)
この間、3分科会で詳細議論を数回
3月1日 分科会からの意見
中間報告書提示
3月6日 パブリックヒアリング
3月4日 〜3月12日 意見募集
3月15日 市民からの意見聴取の結果
3月18日 条例草案について
3月19日 本会議で議案として提出

 

▲このページの先頭へ戻る