2007年2月定例会 個人質問 わしの恵子

子育て支援について


質問するわしの議員

【わしの議員】
私ども党市議団が取り組んだ市政アンケートには、子育て世代からも多くの回答がありました。そこで私は、昨年11月より、子育て世代が急増している山田地区内での「子育てアンケート」を行っています。

「母子家庭になり、こどもを預けて働きたいと保育園に申し込んだが入れなかった」と20代の女性。「1歳と2歳の孫がいるが、長男夫婦が破産して家族で働かなければならないのに、保育園に入れなくて困っている。なんとか助けてください」と60代の女性。その他にも「西区のマンションに転居してきたが、周りには保育園もなく児童館もない。『子育てするなら名古屋で』という宣伝を見て期待していたが、実際、住んでみたら、全く違っているではないか」等々、深刻な声がたくさん寄せられました。

これらのアンケートからは、若い子育て世代からの、市政への要求がたくさん見えてきます。私は、「子育てするなら名古屋でと」強調される市長に子育て支援を求めて質問をいたします。

保育園の増設を

【わしの員】
西区上小田井総合駅の近くの大きな工場跡地などには、次々と大規模なマンションが立ち並び、若い世代とともに、幼児や児童数が急増しています。ここは山田小学校区に該当しますが、0歳から5歳児の幼児人口は、ここ数年増え続け、西区の学区の中でも最多となっています。

ところがこの近くには保育園はなく、幼稚園バスで遠くの園まで通ったり、高い保育料を払って、認可外の託児室に預けたりと、大変苦労されているのです。

子育て世代が急増している山田地区内を始め、保育要求の実態調査を行うとともに、必要な地域には保育園の増設を早急に行うべきと考えます。

保育所の待機児童の解消を図りたい(市長)

【市長】
待機児童は、平成18年4月現在、362人。待機児童の解消を図るため、保育需要が多い地域で、保育所の整備や既設保育所の定員増・超過入所を進め、全体的には待機児童数は減少している。保育所の整備は、名古屋新世紀計画2010第3次実施計画案で、新設7か所・改築9か所の目標を掲げている。

地域の保育需要の動向を踏まえ、保育所の増設や増改築のほか、定員超過入所などの柔軟な対応で、保育所の待機児童の解消を図りたい。

常設の子育て支援センター設置を

【わしの議員】
現在、名古屋市では保育所などで地域における子育て支援センターが行われています。それとは別に西区では民間保育園や、保健所、区役所及び社会福祉協議会や児童館等により運営されている、子育てを応援する団体があります。

名前は「もこもこ」といい、「山田支所講堂」「西児童館体育室」「枇杷島スポーツセンター」の施設を借りて、週に1回ずつ開かれています。

私も、先日見学させていただきましたが、保育園や幼稚園に入所していない親子にとっては、こどもだけではなく親たちの交流や、子育て相談の場として、かけがえのない大切な居場所となっています。しかし、常設ではないために、カーペットやおもちゃ、絵本などの遊び道具などを持ち込んでの開設ですので、関係者のみなさんのご苦労は大変なものです。

とくに、山田支所の講堂で開かれている、「にしっこサロンもこもこ」は、多いときは、100組以上もの親子が集うので、何か行事を計画したくても、なかなか思うようにできないなど、運営は大変だと伺いました。

民間保育園など関係者の好意、努力で開かれている子育て支援は、常設の場所が必要です。少なくとも利用者が多い山田地区では、「子育て支援センター」が常設で開設できるように施設整備を図ることを求めます。

保育所を支援センターとしてバランスよく配置(市長)

【市長】
地域における子育て支援センターとして、平成21年度までに48か所の保育所での実施を計画し、平成19年度には新たに8か所で事業開始を予定。子育て家庭が気軽に利用できるよう、地域的なバランスにも配慮しながら配置したい。

児童館の増設が必要

【わしの議員】
山田地区の子育てアンケートには、多くの方がたから「山田地域にも児童館をつくってほしい」また、「つくらないのなら、西児童館に行くバスを走らせてほしい」などの意見もありました。そこで私は、山田地区と旧区内のこどもの人数の比率を調べてみました。

現在でもすでに、幼児から中学生までの合計人数は山田地区の方が多くなっており、今後もさらにこの傾向は強まってくると予想されます。

こういう実態をみたとき、やはり山田地区内にも児童館は必要です。図書館は1区1館から支所管内にも実現して、多くの市民に喜ばれていますが、今度は児童館についても、1区1館にこだわらず、山田地区など必要度の高いところには作っていくべきと考えます。先日、西区の児童館を訪ねましたが、多くの子どもたちが、外で元気に遊んだり、屋内でも本を読んだり、ピアノを弾いたりと、仲良く遊ぶ姿をみて、児童館はこどもたちにとって、なくてはならない施設だと改めて思いました。

児童館の建設については、本来なら各中学校区単位につくるべき施設だと思いますが、山田地区のように子どもたちが急増しているところについては、児童館建設を求めます。

様々な資源を活用して場作りができないか検討したい(市長)

【市長】
児童館は、各区1か所の地域児童館と中央児童館及びとだがわこどもランドの計18ヶ所にある。新たな児童館の設置は大変困難。身近な地域における子どもたちの遊び場や居場所づくりの必要性は認識しており、様々な資源を活用することでそういった場作りができないか検討したい。

子育て支援の施設整備には、真剣に取り組め(意見)

【わしの議員】
子育て世代が急増している山田地区などへの保育園の増設、常設の子育て支援センターはまったなしの課題です。近隣の春日井市では、育児相談や一時保育、児童館、ファミリー・サポート・センターの機能を備えた子育て総合支援館があり、年間8万4千人余の来館者がある人気の施設となっています。

「子育てするなら名古屋で」というなら、このような事例に学び、保育園の増設始め、子育て支援の施設整備には、真剣に取り組むべきと強く意見を申し上げます。

児童館の体育室にも冷房設備を

【わしの議員】
西児童館で開かれている「にしっこひろばもこもこ」は40〜50組の親子に喜ばれていますが、会場の体育室は冷房施設もなく、特に幼いこどもたちは、夏季熱というそうですが、体温が上がってしまうこともあるということです。

昨年の11月、市長が出席された西区の「区民の集い」の場でも、このことが訴えられ、市長はその場ですぐになんとかならないかと検討をされました。 しかし、その場では結論に至らず、市長は「もう少し検討させてください。大きな問題として受けとめて帰ります」と言われました。

私は、関係者の方々から「西児童館の冷房問題はどうなったんでしょうか」と、たずねられます。乳幼児が利用している西児童館の体育室のように、必要なところには冷房設備を整えるべきではないでしょうか。

間仕切りを取り払って大きなスペースが確保できるよう配慮(市長)

【市長】
各区の地域児童館は、概ね全室に冷房が設置されているが体育室には冷房は設置されてない。近年、親子交流の場として乳幼児の利用が増えてきたので、平成16年度に遊戯室を冷房化した。現在、新たに整備している児童館は、プレールーム等の間仕切りを取り払えるようにするなど、より大きなスペースが確保できるよう配慮している。

体育室への冷房設置を求める(再質問)

【わしの議員】
西児童館体育室の冷房についてですが、「新たに整備するところは、プレールームなどで、スペースを確保する」と言われました。しかし、西児童館はそのスペースが確保できないために、やむなく体育室を使っているのです。

市長も「西区民の集い」では、その様子をビデオでしっかりご覧になったとおりです。あの時、市長は「役所は児童館の体育室に冷房を設置するお金はあると思います」「大きな問題として受けとめて帰ります」と言われましたよね。だからみなさん、大変期待されているんです。

市長、今年の夏は「夏季熱」で苦しむこどもが1人もでないように、体育室への冷房設置を求めます。再度お答えください。

西児童館体育室の冷房化はむつかしい(市長)

【市長】
昨年11月に、西区の「区民の集い」に出席した際に、西児童館や山田支所における子育て支援事業の様子を、ビデオで見させていただき、子どもたちが生き生きとして活動していることを実感すると同時に、こうした活動を広げていくための環境整備が大きな課題であるとの認識を持ちました。

しかし、児童館の体育室は、本来、小中学生の子どもたちがスポーツなど体を動かすことを目的とした構造なので、冷房化は難しい。

「子どもを大切にする心」「福祉の心」をもって市政運営を(意見)

【わしの議員】
環境整備が大きな課題だと認識されるなら、何故、西児童館体育室に冷房をつけるという切実なねがいに背を向けるのでしょうか。

答弁は全く納得できません。「子育てするなら名古屋で」の宣伝が泣きます。

もっと、「子どもを大切にする心」「福祉の心」をもって市政運営を行うべきと意見を申し上げ質問を終わります。

 

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