議員提出議案の提案説明(3月16日)田口かずと議員

政務調査費の交付に関する条例の一部改正についての提案理由説明

田口かずと議員は、政務調査費の交付に関する条例の一部改正についての議員提出議案について提案説明を行いました。

【田口議員】
日本共産党とローカル・パーティ名古屋を代表して、「政務調査費の交付に関する条例の一部改正について」の提案説明をおこないます。

本案は、政務調査費の収支報告書にすべての領収書等を添付することを義務づけ、これによって領収書を全面公開し、政務調査費の使途の透明化を図ろうとするものであります。

市民にたいする最小限必要な説明責任を果たすべきだ

提案する理由は、使途の透明化が、政務調査費に係る最優先の課題だからです。そもそも政務調査費は、「議員の調査研究に資するため」の公金です。その金額は1年間に総額で約4億9千万円にのぼります。ところが、何にいくら使ったのかを市民が知ることすらできない。これが最大の問題なのです。政務調査費の使途の証拠となる領収書を全面公開することは、市民にたいする最小限必要な説明責任を果たすことになるのであります。

領収書の公開を先送りする理由はなくなった

一部に、「領収書公開の前に使途基準の明確化が先」という意見がありました。政務調査費の使途基準については、要綱が定められます。もはや、領収書の公開を先送りする理由はありません。

今後は、この要綱にもとづいて政務調査費を使用し、2007年度分の公開時には、収支報告書と合わせて領収書も開示し、調査研究活動の内容を堂々と明らかにすればよいではありませんか。そうすれば、本市会にたいする市民の信頼が大きく高まるでしょう。

以上の理由から、この提案に満場のご賛同をお願いし、提案説明といたします。