2006年度9月議会(10月4日)  うめはら紀美子議員
請願の採択を求める討論

障害者の福祉・医療・補装具等に係わる利用料の軽減措置を求める件について

(写真)うめはら紀美子議員

【うめはら議員】
私は障害者の福祉・医療・補装具等に係わる利用料の軽減措置を求める請願に賛成の立場から討論いたします。

工賃より利用料が高くては授産所に通えない

4月から障害者自立支援法に基づき1割負担が実施されました。授産施設にかようAさんは、3月までは利用料も食費もかかりませんでした。ところが、現在では施設の利用料と、食費合わせて月2万1千円もかかるようになりました。彼女の受け取る工賃は月5000円足らず、通うだけで大きな出費です。施設に通って働けば働くほど負担が増えるのです。すでに利用料が払えなくなり退所した人も出ています。こんな事はおかしいじゃありませんか。

自立支援法への負担軽減の時のように採択を

名古屋市会は6月定例会で障害者自立支援法の1割負担に関して負担軽減を求めるに意見書を国に提出しました。今、全国で少なくない自治体が独自の軽減策を実施しています。名古屋市がこの重い負担を軽減するため独自の制度をつくることが求められています。ご承知のように、名古屋市は障害児の通園施設では利用料負担と食費などの軽減をはじめました。やろうとすればできないことはないのです。

本請願の採択を求めて討論を終わります。